ビジネスに役立つ外見力(プロポーション・服装)を学ぼう

組織で浮いてしまったらまずは何をするか

私が専攻してきた学問分野は「社会心理学」という心理学の1つです。社会心理学というのは、人間が社会的な行動を行うにあたって、他人や社会・組織規範などからどのような影響を受けているかを明らかにする学問です。(アルコール依存の問題などは学問としてではなくプライベート&教会の活動として取り組んでいます。こちらは臨床心理学という分野になります。)

社会心理学を大別すると「人と社会の関係」「人と組織の関係」「人と人の関係」「人の態度変容」の4分野があります。

人と社会の関係を研究した結果はマーケティング・政治活動に応用されることが多いです。人と組織の関係、これは「組織心理学」と呼ばれ、ビジネスの場での意思決定に関する多くの研究があります。人と人の関係、これは「対人分析」と呼ばれどのような人が組織に受け入れやすいか、どのような人が他人に正負の影響を及ぼすかを研究しています。(詳しくはアマゾンなどで「社会心理学」で検索して基礎入門書を読んでみてください。)

社会心理学は心理学の中でもとても勢力が小さく、なおかつ日本では著名な学者が現れていないこともあり、世間的にはあまり発信力がない学問分野です。しかし、組織で働くという観点からみると、かなり使える研究結果がたくさんある学問です。

多くの人は「心理学」という言葉から人の心の中の動きを分析する「臨床心理学」や「精神医学」を思い出すと思います。ロールシャッハテストや箱庭療法などは知名度も高いですよね。社会心理学ではこうした心の中の動きを分析する、というアプローチではなく「統計的に、ある行動パタン(態度)がどのような条件下で発生するか・影響を受けるか」を考えます。「なぜその行動が発生するか」という個人の心のレベルはあまり主役となりません。社会心理学の研究結果として、もっとも良く知られているのが「SRI2」に代表される入社時の心理テストでしょう。

こうした心理テストは、倫理的な良し悪しとは無関係に、ある社会的特性を示す人が組織の中でどのような行動パタンを取るのか、という統計データに基づいて組み立てられています。社会心理学の中でいう「対人分析」の結果を応用したテストです。

組織で働く上で役に立ちそうな研究結果を1つご紹介したいと思います。(「倫理的にはどうよ」と思われるかもしれませんが・・・・)

学校でも会社でも人気者と人気者にならない人がいます。人気者というほどではなくても、人から好かれて受け入れられている人となかなか受け入れられずに組織の中で浮いている人がいます。この違いを生じさせる原因(弁別性が高い事象)として、多くの社会心理学者の中で統一している見解が6つあります。

1.会う頻度(一般的には高い方が好意を抱きやすい)
2.会った時の気分(良い気分の時またはハラハラしている時に会った方が好意を抱きやすい)
3.外見(外見が優れている人に好意を抱きやすい)
4.思考・態度の同一性(自分と同じ態度や同じ思考パタンの方が好意を抱きやすい)
5.自己開示(自己開示を積極的にする人に好意を抱きやすい)
6.承認(相手を積極的に承認する人に好意を抱きやすい)

1と2は自分の側ではコントロールしようがありません(営業マンなどは1を求めて頻繁に訪問するわけですね。)。ですから組織の中で受け入れられたい、と考えたときに使えるのは3から6となります。

3.外見が優れている人とそうでない人の社会的地位や職業上の地位を分析した結果、明らかに外見が優れている人のほうが高い地位についていたという結果があります。これは、周囲が「外見が良い人のほうが良い」という偏見をもって小さい頃から接してきたため、外見が良い人の方が自信を持って行動するからではないか、と推察されています。(社会心理学というのは統計的な事実を発見する学問で、なぜこれが発生するのかは臨床心理学にゆずってしまうので社会心理学の研究知見としては、実はなぜこの違いが発生するのかは分かっていません。こちらに興味がある場合は臨床心理学の基礎文献に当たって下さい。)

外見の中には身体的魅力(体型・顔)が占める割合が大きいのですが、表情と清潔感が占める割合も大きいので生まれもっての美醜だけではなく、後天的努力でかなりリカバーが可能です。ですから、倫理的にはどうかとは思いますが、良し悪しではなく「人から受け入れられたい」と考えたら外見的な魅力を高める、これが自分がコントロールできる中では実は一番簡単な方法です。

4。思考・態度の同一性は学校や一般的な職場では使える方法です。相手の言うことに「そうですね」「そうだよね」と同意しつづけていれば良いわけです。会社でもよく「腰ぎんちゃく」とか「イエスマン」っていますよね。仕事の出来には関係なく、こういう人は上司に好かれるわけです。しかし、その人が上司以外に好かれているか、というとそうではありません。人から好かれるために「違います」を言わないということもたしかに一案なのですが、それではその相手には好かれますが、仕事を円滑に進めることができなくなります。ですので、これを積極的に活用することには問題が大きいのです。

実験結果でもっとも大きな弁別性を示したのが5と6でした。つまり「積極的に自分の考えを周囲に伝えた上で、相手に対してあなたのことに気がついていますよ、あなたに感謝していますよ」ということを伝えることができる人、です。「そんなこと実験しなくたって当然じゃないか」と思われたかもしれませんね。確かに、当たり前のことです。しかし、あなたの周りを見回してみてください。人に好かれたい、と思いながらも「自分が好かれていないのは相手が私を嫌いだから」という態度を取る人、って多くありませんか?こういう人は6.承認の正反対の行為を採用していることになります。また、自分のことは話したくないけれど、周囲には受け入れられたい、という人も多いですよね。

5と6は、変数としては一番大きいのですが、実は性格矯正にあたるため「人に好かれたい」と考えている人がすぐにできることではありません。臨床心理学の手法であるカウンセリングや自己分析を活用しながら、考え方の癖を変えていく必要があります。

ですから、私は組織の中で浮いてしまっている人には「外見を変えて下さい」とお願いします。それが一番簡単で、かつ統計的にも優位な変数だからです。5・6の能力が高い人は、外見に多少課題があっても、すぐに組織に受け入れられていくので、ある程度のTPOを踏まえた服装にさえなれば、その後は全く指導しなくなります。しかし、5・6の能力が低い場合には、外見をコントロールする以外には組織(やクライアントとの対人行動)が良くなることはありません。

もちろん、外見だけが良くなれば人に受け入れられるというわけにはいきません。少しずつ、承認・自己開示が出来るようにならなければ、いつまでも組織の中では浮いたままでしょう。でも、とりあえずは外見をこぎれいにして表情を生き生きとする、これだけでも処世術としてはかなり効果的なのです。

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ただいま打ち合わせ中の営業さんの足元

ただいま打ち合わせ中の営業さんの足元

なぜ、スーツの足元にテニスソックス??

少なくとも、私は、この人からモノやサービスを買うことはありません。

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こんなに暖かいのに

こんなに暖かいのに

なぜ、ファッション業界は毛皮を流行らせているのでしょうか。

ヨガスタジオのコートかけに毛皮やファー付きジャケットがずらりと並ぶと、かなり違和感です。
洋服は 防寒という目的があるので まだ分かりますが 軽いものしか入れない小さいカバンにファーが付いていたり 革製だったりする理由が全く分かりません。

牛革のヨガマットケースを作ってしまう国だということは分かってはいますが、、、

ちなみに、牛革のヨガマットケースは新装開店した銀座西武百貨店のスポーツ商品売り場のイチ押しアイテム、になっていました。

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プロフェッショナル・アシスタント

アシスタント職についている女性は多いと思いますが、アシスタントのプロとして誇りを持って働いている方は少ないのではないでしょうか。日本では、アシスタント職を補助職と位置付け、専門職よりも一段低く見るきらいがあります。また、所詮アシスタントなんだから、という意識で働くアシスタント職が多いことも事実です。

しかし、私の身近には、アシスタントのプロとして正確かつタイムリーなサービスを提供し、自分がアシストしている上司やグループが快適に仕事ができる環境を作り出しているアシスタント・秘書が複数名います。一方で、上司やグループが求める期待役割を理解しようとせず、決められた仕事を淡々とこなすだけのアシスタントもいます。アシスタントのサポート力によって、同じ専門職が処理することができる業務量に大変大きな違いが生じます。

  1. 優秀なアシスタントや秘書が全面的にサポートしてくれているとき
  2. アシスタントがいないとき
  3. 仕事をこなすだけでこちらから依頼しなければ報告や相談を一切をしないコミュニケーションが成立しないアシスタントがサポートしているとき

私の経験則ですが、1を100%とすると、業務処理量は2が85%、3は70%程度に下がります。

専門知識と異なり、アシスタントとしての能力の違いはひとえに本人の性向によるような気がします。もちろん、一定の能力を有する人が努力をすることで、今まで以上の能力を発揮することはできると思います。しかし、この一定の能力を備えていない人が努力によって能力を獲得できるか、というと、かなり難しいという印象を持っているのです。

では、この一定の能力というのは、具体的にはどんな能力でしょうか?

先日、あるアシスタント職の女性と話していた時に、彼女の顔を見ていて気がついたことがあります。

あなたにとって仕事をしやすいだろうなあ、と思うアシスタントの顔を思い浮かべてください。おそらく、神経質そうな人や、こだわりが強そうなタイプは選ばないのではないでしょうか。総じて、気が強そうで、ストレスにも強そうな顔立ちが並ぶと思います。

当社のことを知っている方は、私が顔を見ていて「ああストレスに強そうな顔してるよなあ」と感じたアシスタントが誰だか想像してみてください。(笑)

アシスタントという仕事の性質上、どれほど上司やチームのことを想像してあらかじめ業務を予測していても、実際の業務タイミングは予想とは大きく異なります。飛び込みの仕事も多く、こまごまとした仕事が頻繁に依頼されます。

自分で自分の時間をコントロールできないというのは大変なストレスを感じるものです。(ですから、子育て中の主婦の方のストレスは相当なものだと思います)

このストレスに対応するために、アシスタントの中には「自分でできるだけ業務タイミングをコントロールしてしまおう」と考える人がいます。意図的に考えなくとも、無意識のうちに、自分にとって快適で楽な方法としてこうした仕事のスタイルになるアシスタントはたくさんいます。

しかし、それはアシストしている上司やチームが希望するタイミングではありません。結果として、上司・チームの生産性は著しく落ちます。

よく、ストレス対処本を読むと「ストレスに対処するために出来るだけ自分でコントロールできる環境を作りましょう」などと書いてありますが、それはこうしたサーバント型の仕事をしている人に対しては、完全に間違えたアドバイスだと思います。

ですから、アシスタント職は、ストレスフルな環境の中にいてもストレスを感じにくい、または上手にやり過ごすことが出来るノウハウを持った人である必要があります。

そして、そうしたノウハウというのは、全人格的な能力ですから、仕事の面だけで発揮されるものではなく、生活全般で発揮されているのだと思います。当然、こうした性格面の安定性は顔つきや体型に現れます。仕事のときだけはストレスに強い、なんてこと有り得ませんからね。

というわけで、タイムマネジメントやタスクマネジメント・管理会計上の書類の作成能力といったスキルレベルの経験よりも、アシスタントとしての優秀さはストレスマネジメント能力に依存するのではないか、という仮説を立ててみました。

いかがでしょう?

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無言のメッセージ:表情に気を使うほどの相手じゃないよ

手元に鏡を用意して、鏡を見ないで、唇の両端を持ち上げてにっこりと笑ってみてください。にっこりと笑えたな、という段階になってから鏡に写して以下の3ポイントを確認してください。

1:口角の両端は同じ高さですか

2:眉の付け根は同じ高さですか

3:首はまっすぐですか

人の体は左右非対称です。意識せずにいると、どちらかに傾いています。それなのに、なぜか、私たちは左右非対称な物からさまざまなネガティブなメッセージを受け取ります。

どうして左右非対称の表情からはネガティブメッセージが出ているのかなあ、と思っていたのですが、先日、パートナーの顔を見ていて気がつきました。

彼は、お客さまとお話しているときは、しっかりと左右対称の笑顔です。ところが、私の方を向いて会話する時は、顔が全体的に左斜め上にひっぱられたような表情になるのです。

付き合い始めた当初は「緊張してるのかな」などと思っていたのですが、どれほどの時間が経過しても、彼の表情は私に対しては左右非対称なままです。会話をしていて時間が経つにつれて、非対称さが際立ってきます。疲れているのかな、と感じたのですがそういうわけでもなさそうです。表情とは反比例して、口調はどんどん滑らかになっていきます。話にも興が乗ってきたようです。

ここまで観察してハッととしました。何のことはない、気が抜けているんです。緊張がほぐれて、表情が緩んできて、ダランとしているに過ぎません。

前述した通り、人の顔は、意識していないと左右非対称です。この、少し緩んだ表情からは、もしかしたら「ほっとしている」というメッセージを受け取るべきなのかもしれません。でも、左右非対称の表情からは

  • あんたに対してわざわざ表情を整えるほどの価値は感じてないよ

という、無関心または積極的な嫌がらせの意図を感じます。実際に、彼がそんなことを考えているわけではありません。でも、全身からそういう無言のメッセージが発信されています。無言のメッセージは、相手も無言のまま受け取りますから、言い訳も説明もできません。

パートナーと私は、何度もこの件で話し合いました。そして結論として

  1. 彼の顔は顎がちいさすぎて歯が収まっていない
  2. 歯が収まらないので、口がゆがんでいる
  3. 30年間もゆがんだままでいるため、表情筋がゆがんだ状態で固定している
  4. ゆがんだ表情からは本人に悪気がなくても、周囲は莫迦にされているように感じる
  5. 周囲に悪印象を与える表情は直そう

ということになりまいた。直す方法は3ステップです。

  1. 常に表情に気をつけて、左右対称になるようにしたり、顔のマッサージをして左右の筋肉の緊張をほぐしてあげる(と同時に一方だけ凝っていると、表情がゆがんでいたのだなあと気がついて反省できる)
  2. 歯または骨格の矯正をする

 →意識さえすれば左右対称の顔になれるようにする

  1. 顔の筋力をトレーニングする

→意識していないときでも左右対称になるように左右の筋力バランスをトレーニングする

実は彼は、歯の矯正はしています。それでも、矯正しきれずに表情にとても悪い影響が出ていたのです。かなり緊張して力を入れないと左右対称の表情にならないので、職場で表情を保つのに精一杯で、私に対しては、とてもいびつな表情で接していました。また、筋力がアンバランスなので、寝ているときの脱力した表情で確認すると、左右の眉の高さが3センチ以上も違いました。

表情のトレーニングを始めてまだ3ヶ月程度ですが、明らかに骨格上はビハインドがあるにも関わらず、少しずつ安心感を与える表情になってきました。と同時に、左右のバランスを意識することで、片方にカラダが傾くことが少なくなってきたそうで、姿勢が徐々に良くなってきて、腰痛の改善にもなっているようです。人が、少しの表情の歪みに対して違和感を感じるのは、ひいては健康にも影響してくるからなのかもしれません。

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好きな色、似合う色

携帯や白黒画面でお読みの方ごめんなさい。今回は「色」の話なので、カラー文字でないと分からない話です。PCからも読んでくださいね。

この色この色、文字で表現するとどちらもピンクです。でも、全然違う色ですよね。

この色この色、文字で表現するとどちらも黄緑です。でも、全然違う色ですよね。

ビジネスで着る白いシンプルな開襟のビジネスシャツに合わせるために、シルクの透け感があるネッカチーフを2枚買うとします。上記の4色から選ぶとしたら、どんな組み合わせにしますか?

プラン1:

プラン2:

プラン3:

プラン4:

プラン5:

プラン6:

よーく考えてくださいね。

緑系統が好きだからプラン2、という方もいれば、赤系統が好きだから1という方、その他いろいろな理由からプラン3-5を選ばれたかと思います。

私は、買ってもらうのだとしたら、プラン2()がいいです。でも、自分で買うとしたら、プラン4()です。いえ、自分で買うとしたら二枚は買わず、だけかもしれません。

なぜかというと、私は、黄味がかった色を着ると顔色が鈍くなり、精彩を欠いた顔立ちになるからです。でも、緑が好きなので、似合わないことは分かっていてもを試してみたいな、と思うので、ギフトだったらです。でもおそらく、は数回つけて、誰かにあげてしまうと思います。

自分で買うとしたら、もったいないので、明らかにつけなくなる色ではなく、ビジネスで見せたい顔つきを演出してくれるを買います。ただ、ピンクの服は好きではないので、だけを買う可能性が高いです。

「私はピンクが似合うから」とか「青が好き」という自己評価を言う人がいます。「水色を着ると顔色が悪くみえる」といった意見も聞きます。

でも、青みがかったピンクが似合う人は、黄味がかったピンクを着るとくまが目立つはずです。反対に、黄味がかったピンクが似合う人は、青みがかったピンクを着ると、顔色が白すぎて血色が悪く見えるはずです。ピンク全般が似合う人はとても少ないのです。つまり、プラン1の両方のピンクが似合ったり、プラン2の両方の緑が似合う人はとても少ないということです。

カラーコーディネーションの世界では、一般的に、肌・髪・瞳の色などから、人を4つの季節に分けて考えます。

春:黄系統で澄んだやわらかい色が似合うグループ

夏:青系統で澄んだやわらかい色が似合うグループ

秋:黄系統で深みのある強い色が似合うグループ

冬:青系統で深みのある強い色が似合うグループ

詳しくはこちらをご覧下さい。

私は「夏」という分類に入ります。黄色系統の色合いを顔の近くにもってくると、頬が妙に紅潮し、落ち着きがない(浮ついた)顔立ちに見えます。くまが目立ちます。意識的に表情を引き締めていたり、こまめに化粧直しをしていれば良いのですが、疲れている時などは、とても頼りなく見えてしまいます。赤茶色系統のスーツなどは最悪です。ふと気を抜いた瞬間など、全くプロフェッショナルに見えません。

でも、実はイエローベースの淡く澄んだ色が一番好きなんです。ですから、自宅のインテリアは全部イエローベースで統一しています。でもねえ、似合わないんですよ。本当に。何度も懲りずに茶色や濃い目のベージュのスーツを買うのですが、何回か着てすぐに着なくなります。

私とは正反対に、私の母は青系統の服ややわらかい色調の服が全く似合いません。黄色系統で派手な色合いの服を着ると、顔色がぱっと華やぎ、小じわやクマが目立たなくなります。私が着るようなブルーベースの服を着ると、妙に派手に見えてしまいます。

私が着なくなった服は母親に、母親がうっかり買ってしまったブルーベースの服は私のところにやってきます。

驚くべきことに、私が着ると異様に派手に見えたピンクのセーターが母が着ると落ち着いた華やかさを醸し出します。母が着ると悪目立ちする水色のワンピースを私が着ると、とても清楚に見えます。(可愛そうなことに、母はビジネスで着用している紺色の制服が全く似合いません。)

私は「今日は客先で長期戦だ!」という時は、青みが買った灰色のジャケットにスカイブルーのネッカチーフといった服装で出かけます。仲の良いお客さまとの打合せであれば、水色のワンピースにオフホワイトのジャケットを羽織って出かけたりします。この服装だと、化粧が崩れても、顔色が悪くても、頭が良さそうに見えるからです。

自分のすっぴんの肌・瞳・髪の色をイキイキと見せてくれる色をまとって、髪型に気をうけていれば、とても疲れていて、表情が多少こわばっていても、3メートルも離れていればお客さまからは「いつも元気」「いつもきちっとしている」という印象を保つことができます。

業界によっては色で服装の工夫をすることは難しいかもしれません。でも、紺にも濃紺から明るい藍までさまざまな色調があります。紺色であれば無難、と思って選んでいると、似合わない色調を身にまとっていることになるかもしれません。

ちなみに、私は素顔に濃紺を着ると、奇妙に顔が青白くなって、覇気がなくなります。びしっと化粧をしてブルーピンクの口紅などで口元を引き締めると何とかまともな顔色になります。胸の露出を広げると、多少は顔色の悪さを軽減できます。でも、ブルーピンクの口紅は、頻繁に塗りなおさないとみっともないですし、露出を増やすと濃紺スーツは水商売に見えます。ですので、滅多なことでは濃紺のスーツは着ません。

ビジネス・プロフェッショナルが着る洋服はこの色じゃないと、この形じゃないと、と頭から思い込んでいると、肌色がくすんで疲れて見えたり、地味な色であっても下手に悪目立ちしてしまいます。

「いつも元気そうだね」「いつもきちんとしてますねえ」などとお客さまから言われますが、よく見ていただければ、私はかなり変わったカッティングのワンピースやらスーツを着ています。私がよく着ているシビラNOVESPATIOは、とてもとても「しっかりとしたビジネススーツ」じゃあありません。でも、お客さまの前に出る時は、きちんとプロフェッショナルに見えていると思います。それは「好きな色が似合わない」ということを素直に受け入れてビジネス用の服装を選んでいるからだと思います。

フィッティングルームの白熱灯の下と、会議室では照明の色合いが全く違います。黄味がかった照明の下でベージュのスーツが似合ったからと言って、蛍光灯の下の会議室で似合うとは限りません。でも、自分の身体の色合いを覚えていれば、どんな光の下でも悪光りすることはありません。

20代前半まで、好きではない色や形の洋服を買うのは何だか癪でした。でも、会社員であれば、平均200万円の給与所得控除を受けています。自己啓発とビジネス用衣料等、会社の顔として求められる姿のために費やすという想定での税控除です。そう考えると、好みの違う衣類を購入することの腹立たしさが消えました。

相変わらずブルーベースの服はあまり好きではありませんが、好きなオフホワイトなどとバランスを取って、仕事着として着用するようにしています。

自分の季節を知りたい方、この本が参考になります。(アフィリエイとではありません。履歴は取っていないので、らみぃに知られることなく購入できます。)

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不満顔で顧客の前に出る

本日は、朝からセミナーを受講しています。セミナー事務局係の女性が、受講の案内やセミナーの資料配布をしています。また、講師が話している間、講壇の斜め後ろに立って受講生の出欠の確認をしています。

最初は私と同い年位かと思ったのですが、出欠確認をしている姿をよく見ると、20台後半の顔立ちです。あまりに不平不満を全面に出した態度なので見過ごしそうですが、すらっとスタイルが良く、顔立ちも美人です。分厚いめがねを外せば、おそらく顔つきはかなり魅力的なのではないでしょうか。

「有料セミナーを開催するためには事務局がいなければいけないからわざわざ休日に出勤しているのであって、別に自分じゃなくったっていいんだから」という投げやりな態度が思いっきり伝わってきます。

彼女には「お客さまから見られているという自覚がありません」。そもそも、受講生を「お客さま」とすら思っていないようです。

ですから、マイクを持って自分が話すときはしっかりと顔をあげて、受講生の顔を見ていますが、それ以外の時には腰をカクンと折り曲げて、軽く壁に寄りかかって立っています。

確かに、多くの受講生の目に、彼女は映っていません。でも、私のように目の留めている顧客もいます。魅力的であれば、今後、セミナーを受講する際に、彼女をByName(名指し)で指名したかもしれません。

でも、少なくとも私は彼女を自分が利用するセミナーの窓口として利用したいとは思いません。では、彼女にはどんな姿勢が欠けているのでしょうか?

視線を拾う

  • 受講生のサーバントとして、いつでも受講生からの意見を拾えるように、受講生の視線の先が講師とホワイトボード以外に向いていたら、ゆっくりと受講生の視線を拾う
  • 配布資料が手元に渡っているのかを目視で確認

手の動かし方(受講資料の配布)

  • 配布資料は基本的に両手で持つ
  • 配布時は、受講生側を少し高く傾斜をつける
  • 手の動きに視線を合わせる
  • 受講生に渡す前に受講生と目を合わせ、受講生の身長・手の位置を確認
  • 受講生の手の位置に資料を差し出す
  • 手を動かすときには常に手の指をそろえ、揃えた先に視線を沿わせる
  • 自分の手から、受講生の手に資料が移ったら、受講生が手を胴に引き寄せるまで資料に視線を沿わせる

「私はあなたが研修を快適に受講するためにここにいます。必要なことがあったら、いつでも呼びかけてください。必要な資料をしっかりと配布して、みなさんの手元に届けます。」

こういう気持ちも態度も、全く感じられません。確かに、GWの真っ最中の研修事務局が不満なのも当然だと思います。でも、心が下向きのときに、所作まで下向きにしていたら、一日が終わったときに、とても暗い気持ちにならないでしょうか?そして、ネガティブな気持ちを、お金をお支払いいただいているお客様にまで押し付けていないでしょうか?

私は、お客さまの前に立つときは「私はここにお客さまのためにいる」「私がいることで必ず役に立てることがある」と言い聞かせます。仕事をしたくない時もありますし、具合が悪いときもあります。でも、お客さまの視線を拾い、サポートを続けることで、お客さまが「あなたがいてくれて良かった」という想いを渡してくれます。

BtoCビジネスでは、お客さまから「ありがとう」と言葉で言っていただく機会はとても少ないです。でも、「ありがとう」という視線を受け取る機会はたくさんあります。ありがとうという視線を受け取るためにも、ちょっとした所作に気を配ってみてはどうでしょうか。

忘れられないサービスを提供する人は、その場の主役でなくても、必ず人の記憶に残ります。有名な本なので、既読の方も多いかと思いますが、サービスと言えばやはりこの本。

「真実の瞬間」アフィリエイとではありません。履歴は取っていないので、らみぃに知られることなく購入できます。)

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200万円プレイヤーから700万円プレイヤーへ(超長文)

今年で社会人17年目になります。この17年間で、年収は10倍以上になりました。少しずつ増えた時期もありますが、大きく2回増加しました。

この2回の変化の際にには共に「大きな身体についての気づき」がありました。この2回の大きな気づきを、ブログで少しずつ共有していきたいと思っています。

1回目の大きな変化では、年収が140万円から700万円になりました。1回目の倍増(5倍増)は「表情に対する気づき」がきっかけでした。19歳の時です。そして、2回目の変化は「ボディサイズに対する気づき」がきっかけでした。

近頃、「年収300万円時代」などと騒がれていますが、当時の私からしたら「300万円もあったら・・・」と、うらやむべき数字です。しかし、ある日突然、月々10万円ちょっとで扶養家族有、という生活から20歳にしては高給取りに変わったのです。

年収140万円の時、私は中華料理屋で鍋を振っていました。でも、ある晩、厨房からお客様にビールを出そうとしてコップを右手に、ビール瓶を左手に持って歩いていた瞬間、足を滑らして転んだんです。右の手のひら、手の甲、腕、肘合計で120針縫う大怪我でした。

その中華料理屋は、労災申請をしなかっただけではなく「出勤できないならクビね」と通告・・・。目が見えなくなったばかりの母親をかかえて、本当に路頭に迷いそうでした(幸いにも公営住宅に入れましたが)。

当時は、泣く気力もありませんでした。泣いたり、笑ったり、怒ると、お腹が減るんですよ。で、お腹が減ると、食べるものがないので、余計にイライラしてくるんです。

当時は、奨学金で大学に通っていたので、大学を辞めて本格的に働き始めれば、こんなに貧乏はしなくてすむ、ということは理解していました。でも、例え大学を辞めても、3ヶ月間は手が自由に動きません。水商売だって、水割りもつくれない包帯ぐるぐる巻きの女の子を雇ってくれないです。冗談ではなく、本当に「じっと手を見る」毎日でした。

また、最悪なことに、右手の怪我は大学の期末試験の直前でした。私が通っていた大学は追試受験者には優(A)を出さない、というポリシーを開校以来持っている大学です。レポートはキーボードを叩けば何とかなりますが、試験は全く受けられませんでした。試験科目は最高の成績でもBになります。奨学金が止まることは明らかでした。

ほかに何もやることがなかったので「苦学生が怪我をして働けなくなっただけではなく、その期間に試験をしてBをつけるというのは、建学の姿勢に反するではないか」と試験を実施した教授達6人に文句を言いに行きました。

この6人と話しているうちに、その後、私の人生を大きく変える気づきが与えられたのです。

とても話しやすい教授がいる一方、二度とこいつとは話したくない、と感じる教授がいました。この6人の中で突出して話しやすかったのが、現千葉商科大学学部長でJR民営化の立役者でもある加藤寛教授でした。話しやすかっただけではなく、加藤先生と話していると「この大学に残りたい。加藤さんが作りたいと思っている理想のキャンパス作る手伝いをしたい」という熱い想いが沸々と湧いてきました。

6人の研究室を一巡した後、家に帰る電車の中で「何でA教授には言えないことを加藤先生には言えたんだろう」「今まで感じたことがない学校への愛情とか愛着がどうして湧いたんだろう」と考えました。

6人の教授は、皆、豊かな学識がある世間的には著名な人たちです。でも、コミュニケーションスキルは全く違いました。会話の流れからも、加藤先生が「苦学生の貧しい生活は全く理解していない(←知識は他の教授と全く変わらない)」ことは明らかでした。つまり、話しやすさは専門知識が原因ではないことは明らかでした。

当時の私は、19歳としては知識が豊富で頭は良い、と思っていました。でも、知識量が原因ではない、何か別の要因が引き金となって、加藤先生がやりたいと思っているゴールを、私は受け入れて、協力したいと感じました。

でも、怪我をして、学費もない私には何もできないな、と思っていました。ただ「未来への留学生を作るキャンパス造り」は私の夢ではないのに、自分の夢のように感じた、人に想いを伝播させることができる人がこの世にはいる、ということだけは頭の隅っこにひっかかっていました。

その晩、鏡で自分の顔を見た瞬間に、私が「人に想いを伝播できない」「他人が自分の思った方向では全く動かない」理由の全てを理解しました。鏡の中には、一番話しにくかった、冷たく感じた教授と全く同じ顔つきの自分自身がいたからです。そう、

  • 背中を丸め
  • 顎を出し
  • 人を見下すように下目づかいで
  • 身体を少し斜めにし
  • せわしなく肩を動かし
  • 口角が思いっきり下を向いたへの字口で
  • 眉と眉の間に縦の線がくっきりと浮き出ている
  • 左右の眉の高さが違い
  • 口を右斜め上に大きく歪ませている

19歳なのに、不幸そうで、老けた顔が映っていました。末期癌を宣告されてからの父の姿にそっくりでした。

自分の顔を鏡で見ながら、ボロボロと泣きました。貧乏でもいい、こんな顔のまま、死んだように生きたくない、A教授みたいな年寄りにだけはなりたくない、と心底思いました。

それから1週間、加藤教授が話している時の様子を思い出して、鏡を見ながら

  • 胸をはって
  • ゆったり、悠然とうなづき
  • 目を大きく見開いて
  • 思いっきり、口の両方の端っこを耳に近づけ

にっこりと笑う練習を繰り返しました。どうせ手が動かなかったので、他にやることもないですからね。

1週間、鏡を見ながら笑っていると、なんだか自分のことを可愛く思えてきました。自分のことが可愛く思えてきた瞬間、人も可愛く思ってくれるんじゃないか、と期待が始まりました。そこで、今後は、文句を言うのではなく「助けて欲しい」と言うために、話しやすかった教授を3人選んで、何とか大学に通い続けたい、と訴えることにしました。交渉ではなく、嘆願でした。初めての経験でした。

奨学金はとまりましたが、学費と生活費をまかなう方法を教授達が一緒になって考えてくれ(ずっと働きながらではありましたが)大学だけではなく、大学院まで行くことができました。

私は、まず、表情を変えました。すると、人が私を助けてくれるようになりました。次に、手と腕の動かし方とクビの動かし方を変えました。すると、人が私の手助けを素直に受け取ってくれるようになりました。こうしてWin-Winの関係が出来上がり、スパイラルアップしていきました。

その後、歩き方を変え、立ち方を変えました

そして、複数の人が集まっている場で主導権を取るための立ち居振る舞い、別の人が主導権を取り易くするための表情や話し方、正反対に人の記憶に残らずにその場に留まるために必要な態度など、場を読んで、自分の最終的なゴールを達成するために必要な態度を取ることに注力してきました。

私は、健康になるためでも、人から外見的によく見られるためでもなく、組織の中で生き残るためのポスチュア(姿勢)」を意識してきました。この視点に立つと、実はあんまり参考になる情報が日本にはありません。

ここ2-3年で、米国のイメージコンサルティングが、少しずつ、組織心理学の視点を組み入れています。昨年から男性の「外見力」に関するビジネス書が日本で出ています。ですから、頭だけではなく、見た目と見られ方も大切だ、という考え方は、数年かけて日本でも浸透していくと思います。

歩き方や姿勢の本は、イメージコンサルタント、整体・鍼灸師、医師といった人たちがたくさん出しています。でも、彼らはその専門分野での知識があるだけで、日常生活や会社人生活として必要なポスチュア(姿勢)を前提としていません。

健康を考える整体師、見た目を重視するアパレル・エステ、哲学論になる経営学者やビジネス啓発家。

実際に、人と人との関係性の中で生きていくためには、どの視点も大切だと思います。

このブログでは、今までに私が意識してきたことを、柔道整復師であり鍼灸接骨院の経営者であるパートナーとの暮らしの中で再整理して、書いていきたいと思っています。

19歳の私が読めたらもっともっと早くハッピーになっていたであろう本:

笑顔の法則(アフィリエイとではありません。履歴は取っていないので、らみぃに知られることなく購入できます。)

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