書籍・雑誌

うわ、この有価証券報告書はみっともない

お客さま企業やお客さまの同業他社の有価証券報告書・アニュアルレポートを乱読中です。

差し障りも大きいので、こういう場で内容に関してあれこれ意見を書くのは控えます。ただ、1つだけ意見を言わせてください。

自社の有価証券報告書やアニュアルレポート、サステナビリティ(CSR報告書等)のファイルを他社のプロファイルのまま公開するのは、とてもとてもみっともないです。

多くの会社の報告書が、プロネクサスをはじめとする著名なディスクロージャー支援企業のプロファイルままウェブサイトにアップロードされています。

プロネクサス http://www.pronexus.co.jp/home/index.html

ディスクロージャー支援企業の側が悪いのか、そのまま自社のウェブサイトにアップロードしてしまう広報担当が悪いのかは不明ですが「当社はディスクロージャーを支援会社に丸投げです」というイメージを与えること必至です。

かなりみっともないので、プロファイルデータは削除するか、自社に置き換えてはいかがでしょうか?

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型にはまって生きてみるのもおもしろい

The Year of Living Biblically: One Man's Humble Quest to Follow the Bible as Literally as Possible

聖書の神様を信じているわけでもないけれど、ためしに旧約聖書が教えているライフスタイルを守って1年間生活してみよう。

こうして1年間を過ごした男性が書いた本です。

この男性は、過剰なまでの選択肢に振り回されている毎日が、とてもシンプルになり、反対に人生や自分自身・家族・友人に対して真剣に思いやる貴重な時間が増えた、と述懐しています。

現代クリスチャンの多くは、この著者ほど厳密に旧約聖書の教えを守って生活しているわけではないと思います。しかし、一部とはいえ、聖書の教えを守ろう、と意識しながら生活することで、過剰なまでの選択肢に振り回されるのではなく、考えるべきこと、感じるべきことに集中する習慣を身につけやすいので、この男性が受けたのと同じ恩恵を受けているのだと思います。(もちろんこれは、聖書だけではなく、コーランでも仏典でも同じ恩恵があると思いますよ。)

こう考えると、俗に修行といわれるものの意味や意義が分かりますね。

Lifehacking.jpではこの書籍を読んで「形式が心理に影響を与え、結局人生観を変えてゆくプロセスも侮れない」ので「なりたいと思う人を徹底してまねする」と良いというアドバイスをしていました。

旧約聖書の教えを本当に守ろうとすると、日本では食べられるものがほとんどなくなるので、かなり厳しいとは思いますが、この書籍を読むと旧約聖書の全ての戒律を守ってみてい気分にはなります(笑)

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わたしに影響を与えた書籍 in 2007

先週、グループミーティングにて、昨年読んだ本の中でお勧め10冊を紹介しあいました。

私が昨年読んだ書籍はおそらく1000冊を優に超えると思います。ISBN分類で片寄らないようにさまざまなカテゴリーの書籍を読むことにしているので、興味がある本もない本も読みます。

多くの本が私に「新しい技術」や「新しい知識」を教えてくれまいた。しかし、私という人間の本質に影響を与えた本はきわめて少数でした。

ミーティングの際に紹介した10冊は「私」という人間に影響を与えた本です。「私」という人間性に影響を与えることで、働くことの意味や、家族との関係、地域での活動の仕方に変化をもたらした書籍です。

中でも、トップ3の三冊からはとても大きな影響を受けました。

第3位:統率者の哲学

組織・社会の統率者が備えるべき哲学を21紹介する啓発書です。その中でも、もっとも胸に手を置いて反省させられたのが「リーダーの究極の成功とは、次世代のリーダーを育て、自分が居なくなった後もその働きの良い遺産が引き継がれていくこと」という言葉でした。

アメリカでは大ベストセラーになっており、翻訳もそんなに悪くありません。日本であまり売れなかったのは出版社が小さかったからでしょうか??

第2位:サーバントリーダーシップ入門

あまりにもたくさんの言葉に線を引きながら読んでしまい、どの言葉を紹介すれば良いのか悩みますが、とりあえず2つだけご紹介します。

「リーダーは、何よりも自分の中にミッション、ビジョンを持ち、メンバーに伝える努力をしなければいけない。ミッションを持たないサーバントリーダーは、ただのサーバント(召使い)にすぎない。」
「リーダーは積極的に「上司を見ないでお客さまの方を向こう」というメッセージを発信しつづけなければいけない。リーダー自らが逆ピラミッドの底辺に立ちお客さまをを見るという姿勢を示すことで、徹底した逆ピラミッド型組織を作り上げる。」

第1位:福祉の町 ベーテル

「施しよりも仕事を」というビジョンに基づき、障害者やホームレスの就労の場(ベーテル)を作り上げたフリートヒ・フォン・ボーデルシュヴィングというドイツ人父子の伝記です。(父子は同姓同名)

父は「遙かに先を見通して計画を立てる人であり、すばらしい組織作りの名人であり、資金を集める天才的な才能があって、時代を超えた凄腕の物乞う名人」といわれ、子は、「ヒトラーの優生保護政策に反対し障害者を守り抜き、現在のヨーロッパ福祉政策の根幹を作り上げた」人です。

日本ではほぼ無名の二人ですが、美智子妃殿下が「どうしてもベーテルを見学したい」と直接訪問されたことがあるそうです。

私は、日本の社会福祉法人浦河べてるの家の活動をとおしてこの書籍に出会いました。

働くということの意味や意義を深く考えさせられる1冊でした。

ミーティングの際に「メインメッセージはたった1つです。私が伝えたいことは何だろうと考えながら聞いて下さい」と伝えました。

「仕事の技術や知識を獲得するためだけではなく、自分という人間の本質に影響を与えることができる書籍にも接してください」

このことを伝えたいと考えていました。

仕事でも家庭でも忙しさのあまり、応急措置的にスキルを向上させる書籍にばかり手がのびがちかもしれません。しかし、世の中にはビジネス書以外にもたくさんの良書があります。

自分という人間を立てあげるための良書に触れ続けていきたいと思います。

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心理学者から見た痛みとは

痛みと身体の心理学

身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価

どちらも、精神医学・心理学の側面から「難病」「痛み」を取り上げた良書です。「痛みと身体の心理学」は一時期絶版になっていて、入手が困難でしたが、再版になっています。

どちらも「身体と心がつながっている」ということを理解するために、大変すばらしい書籍です。是非、ご一読下さい。

私は心理学(と聖書)のフィルターをとおして物事を見ます。自分が線維筋痛症にかかったときも、心理学のフィルターをとおして自己分析をしました。ですから、身体が痛むということは「心にも何か関係がある」と考えていました。

ただ、そのことを安易に発言すると「やっぱり線維筋痛症は心の病気なんだ」と誤解されることが恐ろしいので、身体の痛みをコントロールするために心にも目を向けよう、という意味の発言はしないようにしてきました。

身体の痛みと心が関係している、というのは「心が弱い、精神的に問題があるから病気になる」という意味ではありません。あくまでも、本来は機能するはずの免疫力や、休息を取ろうとする本能を押さえつけてでも別のことをさせようとする力が「心」にはある、という意味です。

働く機械として考えると、眠いとか疲れたという本能や免疫力が働くのを押さえつけて労働をすることができる、というのは有能なビジネスパーソンなわけです。でも、生物としてはどうでしょうか?問題ですよね。でも、それは社会生活上身につけた処世術だったり、世間から絶賛される行為だったりするわけです。

ですから「身体の痛みと心が関係している」というのは「心が、身体の痛み(生き物としての本能)を無視させることができる」という意味でしかありません。

とりあえず今は期末でバタバタなので、書籍の紹介にとどめます。

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ぼく、オタリーマン

ぼく、オタリーマン

いまさらですが、読みました。

理系ブログも読みました。

ショックでした。

私にとってあたりまえだと思ってたこと(考え方や行動パタン)がネタになってる・・・・・

  • わからないことがあったらすぐ調べるとか(苦笑)
  • いつでもガジェット持ち歩いてるとか(苦笑)
  • 仕事と趣味の区別がつかないとか(苦笑)
  • 持ち物に思い入れがあってほめられると嬉しいとか(苦笑)
  • 目の前の状況をできるだけ数字で表現しようとするとか(苦笑)
  • こりまくってるから自宅のAV機器の配線が複雑とか(苦笑)
  • LANケーブルをたくさん持ってるとか(苦笑)
  • ものの製造方法を納得がいくまで考えるとか、分らないと分解しちゃうとか(苦笑)
  • 分解することが妙に嬉しいとか(笑)
  • モノの価値を原価ではかろうとするとか(苦笑)
  • 空き時間があったらとりあえず電気屋に入るとか(爆笑)
  • パソコンは何台あってもまだまだほしいとか(大笑い)
  • SF映画の科学理論を批判するのに、SF大好きとか(爆笑)

とか。。。。

これって、複数の人のネタを集めてるんですよね?著者一人じゃないですよね。

なんで、私は見事に全部当てはまるんだろう。

青色発光ダイオードの信号をみつけて、横断歩道の真ん中で嬉しくて立ち止まっちゃった人がほかにもいたようで、嬉しいんだか情けないんだか、よく分らなくなりました

Lammyと似た者同士だと思ってる方、是非、ご一読ください。うけます、多分。

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勉強本ブーム

友人の出した本(「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」勝間和代著)がきっかけとなって、世の中では勉強本ブームと呼ばれるものがおきています。大手書店のビジネス書のコーナーに行けば、ブームのきっかけとなったこの本を筆頭に、私も大好きな「レバレッジ・リーディング」などの良書が平積みになっています。平積みになっているのは比較的良書が多く、はずれが少ないコーナーとなっているので勉強方法に煮詰まっている方には、とてもよい参考になると思います。

勝間さんのブログはこちらからどうぞ。

ただ、こうした本の読者レビューの多くにはかなりの違和感を覚えざるを得ません。本来でしたら、友人が出した本ですしこのブログでもとりあげて宣伝しようかとも思ったのですが、アマゾンやmixiのレビューでこうした勉強本がどのように取り扱われているのかを見るにつけ、ブックレビューを書くことに抵抗感を感じてしまい、なかなか取り上げませんでした。

勉強本の著者達にとっては、学ぶことは楽しいけれどいろいろなことで挫折してしまいがちだから環境を整えて工夫しよう、というのが根本思想にあるはずです。そもそも、学ぶことが楽しくもなんともないただの義務感でしかないと感じているけれど勉強せざるを得ないから環境を整えて勉強を継続しましょう、という本ではありません。

しかし、読者レビューの中には「勉強しなきゃダメだなと思った」という視点のものが多く、そもそも著者達とは学ぶことに対する立ち位置が完全にずれていると感じられるものが多数あります。

赤ん坊が学ぶことを楽しいと感じなかったら、人間は言葉を覚えることができません。学ぶことを楽しいと感じられるのは人間の基本的な欲求充足の在り方です。しかし、残念ながら人は幼少期から大人になるまでの間にプラスにならない学習をたくさんします。

赤ん坊の頃は、覚えることが楽しくて、楽しいから学びを重ねていたのに、いつのまにか「良い成績を取るため」「親に誉められるため」「友達に負けないため」「自己実現のため」など、自分の力を見せ付けるための学習へと変容していきます。そして、少しずつ、学ぶことが楽しくなくなっていくのです。そして、学ぶことで得られなくなった楽しみの欲求を別の方法で充足しようとしていきます。

その方法は人によって異なります。テレビを見る、ギャンブルをする、酒を飲む、美味しいものを食べる、いろいろな方法があります。どれも、楽しいと感じることもできる行動です。しかし、それを楽しいと感じるようになったのは、もしかしたら学ぶことが楽しくなくなってきたからかもしれません。

ここ5年間、採用面接の場で大きく感じる違和感があります。それは、学ぶことが楽しく仕方がない、というメッセージを全身から発信していない人がコンサルティングファームを志望して、わざわざ面接にまでやって来る、ということです。自発的に何かを学ぶのではなく、人に指示されたことを「覚える」という勉強しかせず、そうした勉強で良い成績を獲得してきたことで「自分は頭が良い」と思い込んでいる人がたくさん来ます。

勉強本ブームの中心がこうした「覚えること=勉強」というタイプの人なのだとしたら、勉強本を使って更に頭が悪くなる、という悪循環になります。それは、著者達の希望するところではないだろうし、私自身も自分の部下に期待するところではありません。

繰り返しますが、本来、人間にとって学ぶことは楽しいことのはずです。飲んで騒ぐことよりも、だらだらとテレビを見ることよりも、新しいフレームワークを身につけてそのフレームワークを使う喜びは大きいはずです。ですから、学ぶことを楽しいと感じられないのだとしたら、それはカウンセリングの領域であって、ノウハウの問題ではありません。学ぶことでワクワクしないのだとしたら、勉強本を読んでノウハウを身につける前に、なぜ学ぶことでワクワクしなくなったのかをセルフカウンセリングして欲しいと思います。

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不都合な真実

映画「不都合な真実」見ましたか?

映画の感想はまた後日。とりあえず、バナーを張っておきますので、是非公式サイトを見てみてください。

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今までの候補者の中で、一番大統領になって欲しかった人は、もう政治に興味がないようです。

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セキュリティ本が売れるようになって喜ぶ会社と悲しむ会社

昨年から、情報セキュリティ分野の知人が立て続けに専門分野の出版をしています。

ペネトレーションテスト入門 情報システムセキュリティの実践的監査手法

これは、前職で大変お世話になった古川さんの本です。

昔から、儲かる話よりもコンサルタントやエンジニアの教育になることにとても興味を持っていた方ですが、出来上がった本も、古川さんらしい、新人ペンテスターにとっての良書となっています。

昨年から、インシデンドレスポンスやペネトレーションテストといった、一部の特殊技術を要する分野の書籍が続々出版されるようになりました。

これは、明らかに情報セキュリティ分野の裾野が広がり、情報セキュリティを促進する主体が、専門知識を有するプロフェッショナルから、上級システムユーザー側に移ってきたことの現れでしょう。

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仕事に役立つ歴史古典入門

昨年末、私がいたチームメンバーに「そろそろ、新しいビジネス書だけではなく古典にあたって欲しいなぁ」という話をしました。

資本論や武士道などは、プロフェッショナルとして働く上で、自分自身の核となりますし、お客さまとお話しする上でも、有益だからです。

ただいま発売中のPRESIDENTは、まさにこうした目的の特集を掲載しています。今年、あまり古典に触れなかった方は、ぜひ、目を通してみてください。

私の愛読書である新渡戸の武士道が、まさに私の仕事そのもの(コンプライアンスマネジメント)の参考書として例示されていて、ちょっとおかしかったです。

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雑誌ハピキャリに掲載されています

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6月上旬(?)に発売になった働く女性向けの雑誌「ハピキャリ」に小さく 載っています。

私の場合、宗教的な理由から、取材を受けても記事にならないことが多いのですが、この雑誌は珍しく、私が普段持ち歩いている聖書と手帳の写真も一緒に掲載していただきました。感謝です。

たしか12月くらいに取材を受けたような気がします。雑誌としては随分、時間が経っています。編集さんやライターさんはいろんな苦労があったのでしょうね。

会社や仕事についてのコメントが、半年以上前のものなので、随分と現状と違っています。ベンチャーカンパニーで半年というと、ガラガラポンで制度や職責を変えるのには十分な時間の長さですからね。

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