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残業は、本人か管理職か経営者の能力と責任不足からしか起こらない - とオーストラリアの会社では言われた

残業は、本人か管理職か経営者の能力と責任不足からしか起こらない。

今から20年前に、オーストラリアの監査法人で働くインド人の会計士から言われた言葉です。(当時、私は彼が日本国内で監査をするときの通訳をしていました。)

ケース1 本人が悪い(与えられた仕事量が適切なのに、残業が起こってしまう)場合
-本人の能力が足りない(=能力比で給料が高すぎる)
-自分自身や家族に対する責任感が足りない(健康を維持したり、家族の面倒を見る覚悟が足りない)

ケース2 本人の上司が悪い場合
-自分のチェック作業を軽減するために優秀な人間にばかり仕事を割り当てる
-本人の能力を見極める力が足りてない
-部下の健康に対する責任感が足りない

ケース3 経営者が悪い場合
-業績最優先で残業をさせるのは会社の権利だと思い込んでいる(=コンプライアンスマインドが欠けている)
-ビジョンや目的を達成するための具体的な業務量を算出する能力が欠けている
-長期的視点で経営をする責任感が足りない

ようするに、残業が発生するのはこのケース1~3のいずれかが生じている場合だけだと言うわけです。

とても当たり前のことなんですが、こういうことを言う日本人にはあったこと、ないんですよね・・・・・・・・・・・・・・・・

他国に比べて日本の労働生産効率が著しく低いのは、このケース1から3が全て発生している組織が一般的だからなのではないかと感じています。にも関わらず、多くの組織ではケース2とケース3の事実を無視して、労働者にケース1だと思い込ませようとしているように感じることが多々あります。

私は、社員が定時で帰れるように工夫をするのは、経営者と管理職の義務であり責任であると思います。と同時に、能力開発を続けるのも、全社員の義務であり責任だと思います。

このバランスが取れてるように制度設計をするのが、本来の企画セクション(人事部門含)や内部監査部門の役割だと思うのですが、なかなか、日本の会社ではこれが当たり前にならないんですよね(涙)

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