<福岡市>犬猫の殺処分減らそう 来年度から愛護施策
福岡市が費用を負担してネコのマイクロチップと地域ネコの不妊・避妊手術を進めることが決定しました。
このニュースを読んで、画面の前で、大泣きしてしまいました。
今日は、子猫たちも里親さんにもらわれていったし、福岡で待ちに待っていた政策が始まるし、何て祝福された良い日なんでしょう。
以前、別のブログにも書いたことがありますが、天神の渡辺通りで、凄い人に声をかけられたことがあります。彼女は「福岡・動物たちの幸せを呼びかける会」の会長でした。
(ブログからの抜粋)
>福岡の保護団体のかたがたは、ダイレクトに「お金をください」「里親になってください」
>「お願いです、立ち止まってください」と通行人一人一人に声をかけるのです。一人一
>人の顔を見て、話しかけるのです。
(中略)
>そのあまりの体当たりで体面を取り繕わない、必死の姿に、私は立ち止まらずには
>いられませんでした。日常生活の中で、ここまでなりふり構わずに必死な人を見る
>ことはあまりないと思いました。
昨年、ひょんなことからお電話をいただいて、動物たちのお世話では使えない献品(吸水性の悪いセーター等)を山谷のホームレスのために寄付していただくことになりました。
その際、彼女が深刻な病気を抱えていて、かなりの痛みを抱えていることを聞きました。自分の日常生活もままならないほどの痛みを抱えながら、それでも路上に出て、里親になってくれと呼びかけていたのか、だからあんなに必死だったのか、とあまりの壮絶な生き方に愕然としました。
また彼女は「私はこういう状態だからこそ、最期の力を振り絞って、命がけで役所に働きかけます」とおっしゃっていました。
今日、このニュースを聞いて、彼女のことを思い出しました。
確かに、マイクロチップは完璧な対策ではありません。マイクロチップを抜き出す手術をどのようにして防ぐのか、という点と、医学知識もない飼い主がマイクロチップを抜き取ろうとするのをどう防ぐのか、は考えなければいけないとは思います。しかし、一定の効果はあると思います。
この問題に関しては、完璧な方法ではなくても、小さいことからでも手を打っていきたいと思います。
福岡・動物たちの幸せを呼びかける会のサイトはこちらです。
是非、ご覧下さい。
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