子猫たちが里親家庭に引き取られて行きました
こちらの記事で皆様にご協力をお願いした子猫たちに家庭が見つかりました。とても温かいご家庭にもらわれていきました。
みなさま、ご協力、お心掛けありがとうございました。
子猫たちは、とてもとても人に馴れています。
人がいないときは2匹で寄り添って寝ていますが、誰かがいれば、人の後をついて回っては、膝の上で眠ろうとします。とても甘えん坊です。しかも、トイレのしつけも爪とぎのしつけもしてありました。
山谷は残飯や糞尿があふれている町なので、大型のネズミや大量のカラスがいます。前回の記事にも書きましたが、山谷の伝道所は人の居住が許可されていないため、私たちは週に数回しか伝道所に行きません。ボランティアメンバーも牧師も、別の離れた場所で暮らしています。
捨てられた直後に私たちが見つけたので、カラスにもネズミにもおそわれず、しかも里親さんまで見つかったということは、本当に奇跡です。
山谷は、子猫が安全に暮らせる町ではありません。ましてや、今回の子達のように、どう見ても室内で大切に大切に育てられていた子達が生き残れる確率はほとんどゼロだったはずです。
どういう事情でこの子達を手放したのか、しかも、日本最貧層と言っても過言ではない山谷という町のど真ん中に置いていったのか、皆目見当も付きません。でも、子猫たちを置いていった方には、二度と同じ事はしないでいただきたいです。
生まれてくる子猫に責任を持てないのであれば、どうか不妊・避妊手術をしてください。(手術をした方が、発ガンリスクが低くなり、寿命も長くなりますし。)
この都会は、ネコが人間の手厚い保護なしに暮らしていくには、あまりにも苛酷です(ネコだけではなくて、人間に対しても苛酷だと思うことも多々ありますが・・・・)
不幸なネコを、これ以上増やさないでください。
今回のネコたちは温かい家庭が見つかりました。でも、世の中には、まだまだたくさん家庭の愛情に飢えた子達がたくさんいます。
どうか、この子達にも温かい家庭が見つかりますように、引き続きお心掛けいただけると嬉しく思います。
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