« うぎゃー、視力があぁぁぁ | トップページ | 教習所で20年前と同じこと言われました »

(仮称)荒川区良好な生活環境の確保に関する条例へのパブリックコメント

東京都荒川区が無責任な猫の餌やりを条例で罰しようとしています。

私自身は、実はこの条例には大反対というわけではありません。ただ、条例を悪用する人たちがでてくるのではないか、という懸念と、実効性が乏しいのではないかという懸念をしています。

現在、パブリックコメントを募集中なので、下記の文章を送りました。

この条例に意見がある方、ぜひ、パブコメを送ってください。パブコメを送るほどの行為はちょっと、、、という方は、条例を推進している荒川区議の小坂議員のブログにコメントをしていただくのもよいかと思います。

荒川区の正式サイト(パブコメ送り先含む)はこちら

小坂氏のブログはこちら

---------------------------------------------

荒川区 環境課御中

荒川区との区境に住んでいるものです。

このたびの生活環境の確保に関する条例ですが、今のままの条文では生活環境の向上には役立たないのではないかと懸念しております。

我が家のすぐ近くに、とても無責任な餌やりをする方がいます。餌をあげるだけで避妊不妊手術をするわけではないため、毎年数匹の子猫が生まれていました。生まれるたびに、子猫を保護して里親を探すなど、周囲は大変な労力を割いてきました。何回も手術をしていただくようにお願いにあがりましたが、餌を上げている方には軽度の知能障害があり、コミュニケーションがなりたちませんでした。

そのため、このままでは被害が拡大すると考え、近隣の住民で別の餌場を用意し、そこでご飯をあげ、慣れさせてから避妊・不妊手術をすることにしました。

上記のケースでは、たまたま我が家や他の地域猫の保護活動をしている人間の耳に入ったため、猫たちを飢えさせることなく、手術を受けさせることもできるわけです。

しかし、多くの場合はどうでしょうか?

無責任な餌やりをしている人たちを取り締まった後、その猫たちはどうなるのでしょうか?

行政として、責任を持って、しっかりとした保護活動をしている団体に引き継いでくださるのでしょうか?

迷惑を被っている人がいる、ということは十分理解しています。

しかし、単に取り締まるだけでではこの問題は何も解決しないのではありませんか?

餌やりが中止になれば、餓えた猫たちはゴミを荒らします。庭先やベランダ先にいる飼われている鳥たちを狙います。また、疫病を媒介するねずみを食べ病気に罹患し住民に病気を媒介する可能性が上がります。

行政として、こうした事態を引き起こしたいはずがありませんよね。しかし、餓えた猫たちは必ずゴミを荒らします。それは間違いがないことです。

住民の生活環境の向上と、動物の生きる権利は必ず両立できます。しかし、今回の条例のように住民の生活環境の向上という側面だけを取り上げて施策を打とうとすると、今後、この条例が「動物の生きる権利」を奪う方向で悪用されていかないかという懸念・心配で世論の支持を集めることは難しいと思います。

無責任な餌やりは禁止すべきだと思います。しかし、それが原因で猫を飢えさせることも禁止すべきです。動物を愛する者たちは「無責任な餌やりの取り締まりをやめてください」とお願いしているわけではありません。無責任な餌やりが突然なくなったときに、飢えてしまう猫たちが出ないようにしていただきたいのです。

ですから、

・無責任な餌やりの禁止

だけではなく、たとえば

・町会(それが無理なら町会単位で組織した動物保護グループでも可)での地域猫の世話(衛生的な餌やりと避妊不妊手術)の義務化
・行政による動物保護グループへの引き続きの助成・支援

といった両側面からのアクションプランを提示していただければ、現在巻き起こっている過激な反対意見は大半が収まるのではないでしょうか?

そして、もしも可能なのであれば、

・占有的に飼育する動物に対する原則として不妊・否認の義務化
・不妊・否認をせず繁殖をさせる場合のマイクロチップ埋没の義務化
・無償であっても繁殖をさせる場合は免許制を採用
・生体展示販売の禁止

といった、欧米での常識をこの東京の下町で実現するために、地域行政としてどんなことができるのかという中長期プランを合わせて提示してくだされば、動物を愛するものたちは、今以上にこの地域に誇りをもって住み続けることと思います。

どうか、住民の生活環境の向上と、動物の生きる権利の両立という側面からの条文への改正を検討していただけますよう心からお願い申し上げます。

|

« うぎゃー、視力があぁぁぁ | トップページ | 教習所で20年前と同じこと言われました »

Cats」カテゴリの記事