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2008年7月

多様性を受け入れられずに衰退し続けている組織

前夜式と葬儀が5つもたて続きにありました。(前夜式はキリスト教式のお通夜のようなものです。)

私は月曜日から夏休みを取っていて、もともとはサマーキャンプ(教会のお泊まり会)のお手伝いをしようと思っていました。ところが、上述のとおり知人の葬儀が続いたため、東京に残って葬儀に参列したり、ゴスペルクワイアで歌を歌ったりして過ごしています。

昼間から教会や集会堂に顔を出す機会はほとんどないので、昼間の教会の様子が少しわかって、おもしろいなあ、と思います。と同時に、会社だけじゃなくて、教会でもニッチな「ワーキングウーマン」というカテゴリーに自分が所属していることを、嫌でも思い知らされます。

私は社会人になって10年間は、女性だからという理由で差別や違いを感じることが全くありませんでした。これは、完全な外国のベンチャー企業-外資というだけではなく、従業員も日本人がマイノリティで日本では登記もしていないという組織-に籍があったためです

(10年前にどういうきっかけで「やっぱり女性はマイノリティなんだ」ということをまざまざと思い知らされたか、ということは近々お書きさせていただきます。)

この「会社では一切差別をされていなかった時期」に、私は教会が居心地が悪くて悪くて仕方がありませんでした。この感覚は、今でも続いています。

それはなぜかというと、古くからある日本のキリスト教会の多くが、徹底した性別と年齢と家族構成の違いによる役割分業の上に仕事が割り当てられて、それに従うことで教会を円滑に運営していくことができるように組織づくられているからです。

ノンクリスチャンの方は誤解をしていることが多いようですが、教会は「天国」でもなければ、「聖人君子の集まり」でもありません。単なる「この世の縮図」です。神様を信じていたからと言って、罪を犯さないわけでもなく、これといって特別な人たちの集まりではないのです。そのため、この世の中で直面する問題や課題の多くが、凝縮した形で教会には表れてきます。

その問題・課題の1つが、この性別・年代による分業です。

古き良き日本の社会は、性別・年代・結婚の有無によって社会的な役割が決められていました。独身者は独身者で集まり、若いパワーを集結し、結婚している女性は昼間に教会に集まってバザー用のクッションを作ったり礼拝の準備をしたり、教会員向けの手紙を書いたりします。結婚をしている男性は、昼間に女性たちが整理をしてくれた会計書類や手紙などに目を通し、ビジネスで獲得した専門スキルを生かして、教会経営が円滑に進むように締めるべきところは締めていく、といった役割を担います。

まさに、大草原の小さな家です。

ところが、この分業、はっきり言ってしまえば、完全に時代遅れで全く時代の変化に対応していません。

働いている女性がいる、という前提自体がないし、専業主夫など想定外です。ましてや、バリバリ働いている女性なんて、存在すら無視されています。

もちろん、教会の中には「貧しい人」「病気の人」「障害がある人」など、有史以来存在している多様性は、しっかりと根付いています。サラリーマンだけではなく、自営業、芸術家など、昔からある働き方も受け入れられています。ですから、「結婚退職を前提とした腰掛けOLとバリバリと健康に働いている男性社員だけ」がいた、という多くの日本の大企業ほどの画一性はありません。しかし、そうは言いながらも時代の変化と向かい合わず、画一化した過去の性別・年代役割分業に固執していることには違いがありません。

例えば、既婚の管理職の女性が、仕事と結婚のバランスで苦労していて相談したいとします。

婦人会(既婚女性が所属する会)に来てみました。仕事をセーブするように言われます。仕事はほかの人でもできるけど、家族に代わりはいない、と言われます。それを聞いて「ふざけないでくれ、確かに仕事がすべてではないけど、部下を育成することと子育てと、どっちも大きな責任があるんだよ!」と腹を立てて、二度と婦人会には顔を出さなくなるのがおちでしょう。

青年会(未婚男女が所属す会)に来てみました。比較的若い彼らは、管理職の悪口を言いたい放題で、管理職の苦労など想像しようとすらしません。あげくのはてには「上司のために祈れるわけない」などと、あなたに向かって言葉を投げつけてきます。(実際にこれを経験した時の記事がここにあります。)

最後に、壮年会(既婚の男性が所属する会)に来てみました。もう、結論は見えてますよね。会社で言われる厭味や嫌がらせと同じことが繰り返されるだけです。

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ピッキオの森で夏休み!

24日(木)~28日(月)まで夏休みです。

家族みんなで軽井沢に行ってきます。

ピッキオの森で、野鳥の声をきいて、ムササビを観察してきます。緑が美しい季節なので、森の中を歩き回って、のんびりしていきます。

パソコンを持参しないので、メールへのレスポンスは遅くなると思います。ご容赦ください。

私は子供のころにサマーキャンプで毎年、軽井沢に送り込まれていました。久しぶりの軽井沢です。アウトレットができているようなので、様変わりしていることと思います。

ところが、母が「軽井沢に行くの初めてだから、楽しみだわ~」と言っているのです。

え、ちょっと待って?

私は、3歳から今は無き「Karuizawa Christian Academy」のキャンプに参加していました。幼稚園や小学校が夏休みでも親が夏休みなわけではないので、キャンプに送り込んでしまうというのは、とても合理的だと思います。同世代の子供と寝食をともにして、自然の中で豪快に遊ぶ生活は、私にはとても合っていたようで、夏が来るのをわくわくして、キャンプが始まると、数日で親のことを思い出しもしなくなっていった記憶があります。

というわけで、毎年夏休みは軽井沢に送り込まれていたはず・・・・・・・。

もしかして一度も母親が送り迎えをしてなかったってことですか???キャンプの間だけではなくて、往復も誰かに預けられてた、ってことですよね(驚き!)

かなり放任主義(というかアメリカの伝統的な中産階級の価値観?)で育てられていた記憶はあるものの、ここまでだったとは、、、我が親ながら、豪気さにあきれています。

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山手線田端駅リニューアル

山手線田端駅リニューアル
それどこですか、などと聞かれることも多い、知名度が低い田端駅。

大型変電所と貨物操作場と高低差が激しい地形のため、なかなか開発が進みませんが、一応、山手線の駅です(京浜東北線快速も止まります)。

この駅が、耐震強化のため、駅ビルに生まれ変わります。

貨物操作場は、月極駐車場としてかなりの土地を貸し出しています。おそらく、山手線駅前で現存する最大の遊休地でしょう。

駅ビルをきっかけに開発が激化するのか、今まで通りのんびり進んでいくのか、ロコとしては、かなり気になっています。

ファッショナブルな女性や雑貨ではなく、芥川龍之介が「私の駅が変わる」と言っているポスターというところが、なんとなく田端らしくて気に入っています。

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Eee PC 901にぴったりのキャリーケース

昨日、半年まって入手したEeePC901のキャリーケースがきついし、市販のものではぴったり合わない、という記事を書きました。

ネットで検索してみると、前の型も含め、ちょうど良いサイズのキャリーケースが見つからないという意見は多いようです。

実は本日は仕事が休みだったので、何か良いアイディアがないだろうか、とずーっとこの件を考えていました。で、ふと思いついたのが「あれ、このサイズって、STUDY BIBLEと同じ大きさだ」ということです。

スタディバイブルというのは、普段持ち歩く聖書よりも一回り大きくて、絵が入っていたり、説明がついていたりする聖書です。

アメリカなど、車で移動することが多い社会では、このサイズの聖書が一般的で、日本で「バイブルサイズ」と呼ばれるサイズよりも一回り大きい聖書がもっとも良く売れている大きさになります。

聖書は分厚いので、特殊なブックカバーやキャリーケースが市販されています。

もしかして、と思って、早速、銀座の教文館に行ってきました。

まさにドンピシャリ!大版聖書用のキャリーケースが、EeePC901のキャリーケースとしてぴったりです!!

しかもラッキーなことに、教文館では聖書カバー20%オフセールをやっていました。(わーい!)

というわけで、ちょうど良いキャリーケースも見つけられたので、不満は一切なくなりました。

日本だと、教文館3FやCLCブックス、オアシスといったキリスト教関連の文具・書籍を取り扱っているところで買うことができます。とはいえ、あまり品数は多くありません。

このタイプのケースを大量に販売しているのがZondervanというブランドです。EeePC901にサイズがあっているキャリーケースへのリンクはこちらです。(私が本日買ったのは2ページ目の下から2つめのCompassMedです。)

今日、買ったばかりだというのに、Zondervanのサイトを見てみると日本では入手できないいろいろなデザインのものがあって、別のデザインのものが欲しくなってしまいました。特にこの3つが気になります。

0310822254

0310822335 0310807859

ひとつだけのためにSIPPING代金を支払うのもなあ・・・・。どなたか一緒に買います?

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小学校でリスクマネジメントの授業ができないだろうか

小学生、中学生向けの情報モラル教育のボランティアをしています。(会社の仕事ではなく、完全にプライベートの活動です。無料でやっているので興味がある方はお声掛けください。)

子供たちがネットの危険性を学ぶ機会がないがために、あまりにも悲惨な事件に巻き込まれているにもかかわらず、多くの親たちはその事実すら知らないし、知ってもリスクという概念が乏しく、子供に的確に教育をすることができません。

小学校の時に、金利の計算を教えられ、借金をすることの怖さを教えられる諸外国と異なり、日本で普通に義務教育を受けていると、自分の生活に降りかかってくるリスクを予防し、実際にリスクが起きてしまったときには被害を低減するための知識を獲得するチャンスがあまりにも乏しいと思います。

先日、中学3年生と高校3年生の女の子と話していたら「デートDVについては教えられたけど、被害に遭ったときにどこに逃げればいいのか、どこに相談すれば良いのかは教えられなかった」と言います。

自分でリスクをハンドルするための知恵を与えなければ恐怖心を植えつけるだけでリスクマネジメントにはなりません。リスクマネジメントの教育では、事件・事故の予防方法、起きてしまった場合の被害の低減方法をセットで教えることが必須で、この両方を教えられない場合はかえって被害を拡大させる、というのが常識です。

しかし、多くのリスクに関する教育がこんな感じで、事件や事故の事例を紹介するだけ。起きてしまっても、それでも何とかなるんだよ、自分でコントロールしていくことができるんだよ、被害に遭ったからってそれで人生が終わりなわけじゃないんだよ、というメッセージを子供たちに発信していません。

本当は、親と学校と社会が一体になって、リスクマネジメントの概念を子供たちと一緒に学び、危険な情報であっても子供たちが自己選択で見る見ないを決められることが望ましいと思います。しかし、現代の教育システムでは、意思決定を行うことができるほどの自律性をはぐくめているとは言いがたいでしょう。この状況では、子供たちが危険そのものに触れる機会を制限するほうがましだと思います。

KDDI(ブランド名 au)がネット機能を排した子供向けの携帯電話を販売します。(読売新聞へのリンクはこちらから。)最善の策だとは思いませんが、現実を見ると、次善の策だと思います。

KDDIは以前からサイトのフィルタリング機能を提供するなど、ジュニア向け携帯の安全性確保に熱心なキャリアです。しかし、フィルタリング機能の利用率はなかなか上がらないようです。今回も、Docomo、Softbankに先行して子供向け携帯を発売はしましたが、子供が「ソフトバンクがいーーよ」などとごねたら、親はどうするんでしょうね。こういう活動は、全キャリアが同時に取り組まないと、契約回線を減らすだけになりかねません。

情報モラルの授業でネットの危険性や個人情報をどうやって悪用されるのかを知った子供たちは、とても興味を持って「他にはないの?」と聞いてきます。

私自身の専門分野ではないので自分で話をすることはできない内容も含まれるのですが、チャンスがあれば、ネットの危険性に関してだけではなく、怪我や病気予防のための人体や医学に関する知識、いざという時のためのリスクマネーに関する投資や保険に関する知識、雇用主にだまされなたいめの労働基準に関する知識など、生き抜くために必要な包括的なリスクマネジメントの概念をシェアできたら嬉しいなあ、と考えています。

ただ、教育改革となると文部科学省が管轄ですし、ネットに関してとなると総務省が管轄、金利や生命保険になると金融庁が管轄になって、なかなか一体化して話を進められないんですよね。。。。。

大学であれば企業の寄附講座として簡単に実現できるんですが、リスクマネジメントの教育は早ければ早いほど良いので、できれば小学校3-4年生をターゲットにやってみたいと思っているのですが・・・・

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待ちに待ったEeePC901

世間のIT関連ニュースがiPone一色に塗りつぶされる中、ひっそりと発売されたEee PC 901。半年待ったかいがある、優秀なマシンです。

emobileとの2年契約で実売価格一万二千円で白を買ってきました。

レッツノートRシリーズを使い続けてきた私がEeeに乗り換えた最大の理由は、価格ではなく、デザインと大きさです。(もちろん、実売だと10分の1未満という価格差も魅力のひとつではあります。)

大きなかばんを持てば持つほど、肩や腰から末端までの距離が長くなり、コリや痛みの原因になります。私は、肩甲骨に爆弾を抱えているので、特に肩周りの健康には十分すぎるほどの配慮をしていて、大きなカバンは持たない(または持つときは斜めにかけて重さを分散する)ようにしています。

某親友のように議員会館にもどこにでも、バイク便と間違われかねない斜めがけカバンで参上する覚悟はないので(笑)、可能な限り小さいカバンに入るビジネスに耐えられるスペックのマシンを利用することは、健康増進上、とても有益なのです。

音、画面速度、画面の大きさ、キーボードレスポンス、マウス(すっごく可愛いです)、どれをとっても超お勧めです。私は話すスピードよりもキーボードのほうが早いため、画面がついてこられずに固まることがあるのですが、901ではメモリを増設しなくても、そういったことはなく、スムーズに稼動します。

画面サイズもLet'snoteRの10インチと比較すると、たしかに「ちょっと小さいなあ」とは感じます。ただ、ウェブサイトを見たり、ポッドキャストビデオ・ラジオを聴く、ワードやエクセルで簡単な修正をする、といったサブマシンとしては十分な大きさだと思います。スタンバイからの復帰が割と早いので、電子辞書代わりにも使えそうです。

なのですが、1つだけ大誤算がありました。

このマシン、以前のタイプよりも少しだけ大きくなっています。そのこと自体は知っていた購入したのですが、なんと、付属でついてきたキャリーケースが、以前のタイプのものそのままなんです。

というわけで、付属のキャリーケースに入れると、かなりギチギチで、取り出すのが大変です。入らないわけではないですが、これは、かなり使い勝手を損ないます。コストを最大限にカットして廉価で発売しているので、こういう細かいことに文句を言えるメーカーではないことは承知しているのですが、特殊な形・大きさなため、市販のキャリーケースを使いにくく、付属品を使わざるを得ません。有料でも良いので、901にぴったりのキャリーケースを販売してほしいものです。

キャリーケースが当選するキャンペーンがあるので応募してみました。当たるといーなー。

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一流の会社を見分ける方法

創業者は夢と希望を持って、新規事業を立ち上げます。

しかし、その大半が夢半ばのまま頓挫していきます。

事業領域やサービス・製品そのものに問題があり、ビジネスとして立ち行かないという例も多いのですが、実際には、同じサービス・製品を扱いながらも、ある企業は成功し、ある企業は失敗して解散または吸収されていくことが少なくありません。

コンサルティングファームを立ち上げたとします。通常は、他社のスター級コンサルタントを引き抜きますから、コンサルタントの質やサービスの質は他社に引けを取らないと考えられます。しかし、現実には、どれほど優秀なコンサルタントを引き抜いたとしても、きわめて卓越した業績を残すことができる企業と、残せない企業に分かれることになります。

事業戦略があいまいであって資本投下が不十分であった、といった理由ももちろん影響します。しかし、それは創業時にはなかなか見分けることができるものでもありません。

しかし、先日、戦略コンサルティングや投資アナリストといった親友と話して気がついたのですが、私たちのように企業の内側に入り込むビジネスをしてきた人間は、創業時にこの成否を肌で感じることがあるのです。

ある友人は「日本に外資系証券会社が進出してきたその瞬間には、すでにA社とB社の二社がずば抜けて勝つことが自明であった」と言い切りました。

「どの会社も、アナリストや外交員は一流だった。でも、A社とB社だけは、人事・総務・IT・経理財務といったバックオフィスの管理職も超一流、スタッフも一流だった。バックオフィスにいる人であっても、一定のトレーニングを積めば、間違いなく現場で一流のパフォーマンスを発揮できるだろうと思われた。しかし、C社になると、バックオフィスに超一流の人はいなくなり、そこそこ優秀ではあるものの、現場では優秀なパフォーマンスを発揮できないだろうな、という人が配属されていた。D社に至っては、現場に出すことはできないと思われる人しかいなかった。」

これが、そう感じた理由だそうです。間接部門の優秀さなんて、どうやって判断できるの?と思われるかもしれませんね。でも実は、間接部門の優秀さといのは、外からも比較的簡単に判別できるものなのです。

  • ウェブサイト(ホームページ)の見やすさや情報の的確さ
  • 人材採用に応募した際に面接の可否や結果の返信が来るスピード
  • 人材採用時に人事部門が募集中の職種の業務をどの程度明確かつ正確に伝えることができるか
  • 契約書の内容や文章の適格性
  • 見積書や注文書のフォーマットの分かりやすさ
  • 見積依頼・注文などをした際の返信が来るスピード
  • コールセンターや営業マンに対して、経営指標や事業ビジョンや機密保持に対する考え方など、商品・サービスと直接関係しない質問をした際の回答の質とスピード

もし、オフィスを見ることができれば、さらに簡単に判断ができます。

  • 机上の整理整頓(クリアデスクと呼びます)ができているか、できていないとしても十分な什器類が用意されているか
  • 集中して行うべき作業を行う場合や個人情報・機微情報を取り扱うスペースが他のスペースと隔離されているなど、現場がセキュリティやIT機器の制約を意識せずに業務に集中できるファシリティ設計になっているか
  • 社内の本棚にどういう書籍が置いてあるか、書籍に埃がかぶっていないかなど、社員の情報へのアクセスを誘発するレイアウトや仕掛けになっているか
  • 間接部門の社員が、こまめに積極的に直接部門のスペースに顔を出しコミュニケーションをとろうとしているか

新規ビジネス・新規事業を立ち上げれば、可能性を信じて多くのチャレンジングな人たちが集まります。特に創業期の直接部門には、セルフスターターで自律性・自立性が高い優秀な人たちを集めることができます。

しかし、残念ながら、多くの経営者は直接部門の拡大にのみ注力し、間接部門・バックオフィスが卓越したパフォーマンスを発揮する必要性を軽視しがちです。

先日、「うちで働く以上、間接部門の能力が低いのは所与の条件だと思ってもらわないといけない」と言っている人がいました。おそらく、そちらの会社ではそれが真実なのだとは思います。ただ、よく考えてみてほしいのです。

どれほど優秀な現場社員を雇用したとしても、この現場社員達が、非効率な業務プロセスや不透明な経営判断に翻弄され、社内向け業務(多くの場合が会議や書類仕事)に相当な時間をとられるとしたら、前職にいたときの同じだけの高パフォーマンスを発揮することができるのでしょうか?

私自身が、管理部門出身者なので、もちろん自分の職種を正当化している可能性はありますが、それでもやはり、現場でも超一流のパフォーマンスを発揮することができる人間が管理部門に多く在籍している組織ほど、将来性は高いと感じています。

企業の成長期に経営者が「優秀な社員には外貨(売上)貢献をしてもらいたい」と考えるのは自然なことです。しかし、それでもなお、踏みとどまって長期的視点に立って、経営の骨組みを整備するために優秀な人材をバックオフィスにとどめる勇気を持ってほしいと思います。

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うわ、この有価証券報告書はみっともない

お客さま企業やお客さまの同業他社の有価証券報告書・アニュアルレポートを乱読中です。

差し障りも大きいので、こういう場で内容に関してあれこれ意見を書くのは控えます。ただ、1つだけ意見を言わせてください。

自社の有価証券報告書やアニュアルレポート、サステナビリティ(CSR報告書等)のファイルを他社のプロファイルのまま公開するのは、とてもとてもみっともないです。

多くの会社の報告書が、プロネクサスをはじめとする著名なディスクロージャー支援企業のプロファイルままウェブサイトにアップロードされています。

プロネクサス http://www.pronexus.co.jp/home/index.html

ディスクロージャー支援企業の側が悪いのか、そのまま自社のウェブサイトにアップロードしてしまう広報担当が悪いのかは不明ですが「当社はディスクロージャーを支援会社に丸投げです」というイメージを与えること必至です。

かなりみっともないので、プロファイルデータは削除するか、自社に置き換えてはいかがでしょうか?

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7月4日は何の日ですか、と聞かれたアメリカのティーネイジャーの答え

今日のCNNニュースの街角インタビューは、爆笑できる回答だらけです。

「7月4日は何の日ですか」と聞かれたアメリカのティーネイジャーが「地元のホットドック大会の日」と答えています。

大学生は「ハンバーガーが安くなる日」と答えています。

ベンジャミン・フランクリンの写真を見せて「これは誰ですか?」と聞かれた中年の女性は「リンカーン!」と自信満々に答えています。

ジェファーソンの写真に至っては「これ誰?」「えー見たことない」などと散々な扱われ方です。

自国の歴史を学ばないのは、どの国も同じなんですね。

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コンビニで玄米菜食

コンビニで玄米菜食

今日のランチです。

近頃は、出先でも、コンビニさえあれば玄米菜食を続けられます。

便利になりました。

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多くのコンサルタントには「本気度」が足りない

研究(組織心理学)関連の調べ物をしていて、面白い会社を見つけました。

wealth shareという会社です。新卒でコンサルティングファーム(アクセンチュア)に入社後、人事組織関連のエンゲージメントに従事した人が立ち上げた会社です。

どうやら、代表取締役の方と私は、同じ時期に同じ研究所で研究員をしていたようです。しかも、現時点でも同じ領域を研究していて、同じ学会に所属しているようです。しかし、全然顔が思い浮かびません。何かの面白い偶然で、全く顔を合わせずに来たようです。(もしかしたら、単純に指導教官同士が仲が悪かっただけかもしれませんが・・・・・)

この偶然も面白いのですが、最新の記事で書いていることが、私が日ごろコンサルタントやコンサルティングファームの経営陣に対して腹立たしく思い、このブログでも何回も記事にしてきたことだったことにも興味をひかれました。

以下に、該当の記事を引用します。

これは私自身の過去の会社員時代の反省ですが、コンサルティング会社に勤務していたとき、決して「本気」ではなかった気がします。上司・同僚も含めて、私もです。もちろん、そのプロジェクトの成功に向けて全力を尽くしているわけですが、なんとかしよう、というねばり・執念・意志や、これをやらずにはいられないという使命感が大きく欠けていたと、正直思います。それもそのはずで、大体3-6か月の期間で、大手コンサル会社では、様々な業界、様々なプロジェクトを渡り歩かざるを得ないので、執念や使命感は生まれないのです。もちろん、あくまでの私の経験であって、そうでない方もいるのかもしれませんが。

私自身は、コンサルタントというのは「事業会社の社員が自社に注ぐのと同じだけの愛情と愛着を、全クライアント企業に注げる人だけがなって良い職業」だと信じています。

現職でも、前職でも、私のこの思いを「それは単なる理想論だ」「かえってコンサルタントが委縮するから、そんなことは言うな」などと批判されることが多いことは十分に承知しています。

しかし、それでもなお、コンサルタントたちには、クライアント企業に対して強い愛着を感じて、いざという時には自分のキャリアよりもクライアント企業の成長を優先させるだけの思いを持ってほしいのです。

執念や使命感。たとえば、何が何でもインターネットだ。何が何でもこの会社を成功させるんだ。そういうもの。渋谷道玄坂にいると、そういうものを、あくまで私が勝手に感じるときがあるのです。丸の内や赤坂のスマートな成績優秀者が集う場所にはないような、執念や使命感。

こういう思いを、自社(コンサル会社)とクライアント企業の双方に対して維持し続けられる人、それは優秀な「コンサルティングファームのマネジメント層」なのだと信じています。

また、自社またはクライアントに対する情熱のどちらかでも、維持することができなくなった時が、私が現場から身を引く時だと自分自身を戒めてもいます。

この会社、自分の本気度の低さを振り返って反省している人がトップに立っているわけなので、コンサルティングファームとして、面白い会社になっていくのではないでしょうか。

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最適な仕事は経営者なんだそうです

コンピテンシーテストを受験しました。結果概要をコピペします。

7つの人材モデルに基づいて判断した結果、あなたが最もコンピテンシーを発揮しているのは「会社の経営を行ったり、事業の戦略を作る仕事」です。

(1)会社の経営を行ったり、事業の戦略を作る仕事(経営・事業企画など)
(2)販売・プロモーション方法を考えたり、店舗の運営をする仕事(店長、営業企画など)
(3)新しいアイデアを創り出す仕事(デザイナー、クリエーターなど)
(4)あるテーマについて研究したり、分析したりする仕事(研究開発、リサーチャーなど)
(5)任されたことをきちんとこなす仕事(事務、プログラマーなど)
(6)お客様の要望に日々対応する仕事(営業、販売など)
(7)お客様が抱える問題を一緒に解決していく仕事(コンサルタント、SE、コンサル営業など)
 

う~ん、そうなんだ・・・・

1番目と2番目がマネジメントで要求されるコンピテンシー、4番目と5番目が監査人として要求されるコンピテンシー、6番目と7番目がコンサルタントとして要求されるコンピテンシーです。

なので、現時点で担っている役割を果たすためのコンピテンシーは、それなりに備えているとはいえるようです。

しかし、自分では監査人としてのコンピテンシーが最も高いと思っていたのですが、監査人というよりは、プロジェクトマネジメントや事業マネジメントのコンピテンシーの方が高いという結果が出ました。ちょっと意外でした。夫のお店を乗っ取って経営してみますかね(笑)。

とはいえ、もともとコンサルティングファーム(&研究機関)の管理部門として会社を作り上げるという仕事をしてきたわけなので、社外向けのコンサルティングサービスや監査サービスよりは、事業戦略を練って組織を成長させていく、というコンピテンシーが高くても当然なのかもしれません。

こういうテストを受けて、自己認識を新たにするのも面白いですね。

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