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食事をして、銃を撃ち、そして立ち去っていくパンダさん

日本語で書いてしまうと全くおもしろくないので、しばらく英語におつきあい下さい。

A panda walks into a cafe. He orders a sandwich, eats it, then draws a gun and fires two shots in the airs.

(訳:パンダがカフェにやってきました。彼はサンドウィッチを頼み、食べ終わると銃を引き抜き、空に向かって2回発射しました。)

'Why?' askes the confused waiter, as the panda makes towards the exit.

(訳:出口に向かって立去ろうとするパンダに向かってウェイターが困惑しながら「なんで?」と訊ねます。)

Panda tosses a dictionary over his sholder.

(訳:パンダは肩越しに、辞書を投げてよこしました。)

'I am a panda.Look up the dictionary.'

(訳:俺はパンダだ。辞書を引いてみろ!)

The waiter turns and finds the explanation.

(訳:ウェイターは辞書をめくり、パンダの説明文を見つけます。)

"Panda.Large black-and-white bear-like mammal, native to China. Eats, shoots and leaves."

(訳:パンダは大きな白黒のクマに似たほ乳類で中国が原産。Eats(食事)をして、shoots(射撃をして)とleaves(立ち去っていく)生き物である。)

これは、New york timesで売上げNo1に輝いたベストセラー「Eats, Shoots & Leaves」のカバーストーリーです。

パンダさん、辞書に余分な句読点が1つ入ってしまったために自分がどういう生き物なのかを誤解してしまったようです。

"Panda.Large black-and-white bear-like mammal, native to China. Eats shoots and leaves."

(訳:パンダは大きな白黒のクマに似たほ乳類で中国が原産。shoots(若竹)とleaves(葉)を食べる生き物である。)

これが、本当の説明文ですよね。(ただ、パンダは中国ではなくてチベットが原産だったと思いますが・・・)

日本語でも、句読点を間違えると全く違う意味になります。

「彼は、私と母に花を贈った。」

「彼は私と、母に花を贈った。」

議事録や規程文書でこういうミスをすると、全く違う意味になってしまい、読み手を誤った行動に誘導することになります。そのため、私は、日々、チームメンバーの日本語力向上のために四苦八苦しています。

作者の誤った文法に対する苛立ちに共感できるためか、イギリス人特有の表現がちりばめられていて、少々読みにくいところもあったというのに、一気に読んでしまいました。

句読点の打ち方だけで1冊、しかも笑える本を出せるというのは、すごいですよね。

著者のLynne Truss はこう主張します。

Without it, there is no reliable way of communicating meaning!

(訳:正しい句読法なしには、信頼できる意味の伝達法などありえない。)

本当にそのとおり!

似たような言葉でも全く意味が異なっていたり、句読点の位置が間違えていて主旨が変わってしまったり、あまりに曖昧すぎて意味が分からない文章だったり、、、

こういう悪文に付き合わされて、日々うんざりしている方、翻訳版(「パンクなパンダのパンクチュエーション」)も出ていますので、ぜひ読んでスカッとして下さい!(ただ、この内容を翻訳して読んで、同じようにおもしろいのかどうかは、分からないのですが・・・・)

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