仕事で励まされた言葉
先週のグループミーティングで、職場の同僚から「出版社につとめている友人が募集しているので、仕事で励まされた言葉を教えて下さい」という話がありました。
私は、わりと上司にも同僚にも恵まれてきたので、いろいろな言葉のプレゼントをもらっています。教会でも、たくさんの人にいろいろなアドバイスをもらってきました。
1つだけベストを選ぶということはとても難しいなあ、と思いました。なので、いちばん古い励ましの言葉をあげたいと思います。
「大丈夫、江戸時代の人は当たり前にやってたから。どんな工夫をしてたのか調べてごらん。」
You can do it. Because it was everyon's choice in Edo era. Check the tactics what they did.
学生生活と、仕事と、介護の3つの役割でつぶされそうになっていた私に当時の上司が言った言葉です。
彼は日本に来るときに、日本の文化をかなり深く調べたそうです。インド人の彼に日本文化を教えてもらうというのもおかしな話ですが、彼の話を聞いて、その後いろいろと調べてみました。
すると、江戸時代の社会システムに生きていれば、介護を家庭で行いながら、仕事も学問も続けることが可能だったということが分かりました。
男女の役割が明確に分かれ、女性が家事労働だけに追いやられ、高度な教育や複雑な業務から排除されはじめるのは、明治以降であり、それも主に戦後に加速した「きわめて現代的な現象」でした。
現代的な人間関係や現代的な職業観に縛られていたらさまざまな役割を両立することは難しいかもしれない、だけど少し違った視点を持ち込めば、実は当たり前のことでしかないのかもしれない。
そう気がついた瞬間、とっても気が楽になりました。
核家族として孤立するのではなく、地域としっかりと結びついて、互いにサポートしあおう。それが難しければ、インターネット(当時はパソ通)のバーチャルなネットワークでサポートしあおう。
仕事と同じくらい、家庭生活も価値があると心の底から信じよう。
自分でできることを全てするのではなく、自分ですべきことと人に頼むべきことを考え、タスク管理とスケジュール管理をして、上手にアウトソースしよう。
何かのために自分を犠牲にするなんて考えないで、やりたいこと以外はアウトソーシングしてしまえ~。その代わり、私が得意なことを苦手な人がいたら、代わりに引き受けよう。
こんな風に、ほんの少しだけ考え方をスライドしてみたら、いつの間にか、役割バランスの間で翻弄されることがなくなりました。
なので、この言葉がいちばん古い励ましの言葉です。
でも、これって出版社がもとめているタイプの言葉じゃないなあ。う~ん、別の言葉の思い出をまとめて送ることにしようかな。。。。
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