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一緒に働けないと決断する時

私は、業務遂行の専門性が足りないという理由で「一緒に働けない」と判断することは、相当に稀です。大半の場合は、考え方の癖が原因です。

組織をマネジメントするうえで「チームから外れてもらわざるをえない」と判断する代表的な考え方の癖が「嘘をつく」と「同僚のアドバイスを無視する」という2つです。

こういう考え方の癖が直りにくいというわけではありません。2-3ヵ月間 集中して、周囲の同僚が誠意を持って接し続けた結果、チームに対して誠実になったメンバーもいました。

問題なのは、この本人が変わるかどうかではないのです。

最大の問題は「サポートし続けているチームメイト達のモチベーションを維持し続けられるかどうか」という点です。

アドバイスをしても無視される、そもそもアドバイスをしようにも業務の失敗や遅延を知られないために嘘をつこうとするため適切なアドバイスをおこなうことができない。

こういうことが、毎日毎日、数ヶ月に渡って続けたら「サポーティブであることが馬鹿らしい」という気持ちになるのが当然だと思います。

私は、チームをマネジメントする責任者として「チームの中でサポーティブマインドを如何にして高めるか」を考え、そのために最大限のエネルギーを注ぎたいと考えています。

コンサルティングという仕事はチームで行う仕事です。また、私は「受けるより与えるほうが幸いであると考えることができる人たちが集まる組織が最強の組織であり、そこに集まっている人間が最も幸せでいることができる組織である」と強い信じています。

私は、私のチームに対して「受けるよりも与えるほうが幸いである」と考えることができる風土であってほしいと願っています。また、そういう組織であれば、どれほど社会環境が変化しても、お客様のニーズが変化しても、変化に対応して高品質のサービスをご提供しつづけることが可能であると確信しています。

私にはビジョンがあります。

チームの仲間やお客様に対して「与えたい」という熱い思いで突き動かされている人たちが集まる組織作りです。

もちろん、全メンバーが一緒に同じビジョンを見て、賛同してビジョンに向かって突き進んでくれれば、最高の幸せです。

しかし、残念ながら、そうはいかないこともあります。ビジョンを共有することができない人には立ち去ってもらうことになります。

一方、ビジョンを共有していながらも、別の組織に異動をして、そこでビジョンを広める手伝いをしてくれる人もいます。同じ組織にいなければビジョンが共有できないというわけではありません。異動をしても、同僚という関係ではなくなっても、ビジョンを共有しあうことは可能です。

「受けるよりも与えるほうが幸いである」という思いと対極にあるのが「サポーティブであることが馬鹿馬鹿しい」という思いです。

先日、ある人から「何回アドバイスをしても、何時間もかけていろいろと話し合っても、完全に無視され続けて、サポートするのがもう馬鹿らしくなっちゃいました」という愚痴を聞きました。

もしかしたら、アドバイスをしている相手はあと数週間で変わるかもしれません。しかし、こういう場合に私は「その数週間を待つ猶予は与えられていない」と判断します。

冷たいと思う人も多々いることは理解しています。しかし、私は仲良しクラブを作ろうとしているのでもなければ、スタッフの召使でいようとしているわけでもありません。

部門を預かるということは、売り上げ責任などの会社から与えられている目標を達成するというだけではなく、部門を管理するにあたってのビジョンを示し、同じビジョンをメンバーに共有してもらうために最大限の努力を払うということだと考えています。

私のビジョンはこの記事に書いたとおりです。ビジョンとは正反対の行動を採算繰り返す場合、私が職責を辞するか、正反対の行動を繰り返す人が異動・退職をするという、どちらかの選択肢しかないと考えています。

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