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心理学者から見た痛みとは

痛みと身体の心理学

身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価

どちらも、精神医学・心理学の側面から「難病」「痛み」を取り上げた良書です。「痛みと身体の心理学」は一時期絶版になっていて、入手が困難でしたが、再版になっています。

どちらも「身体と心がつながっている」ということを理解するために、大変すばらしい書籍です。是非、ご一読下さい。

私は心理学(と聖書)のフィルターをとおして物事を見ます。自分が線維筋痛症にかかったときも、心理学のフィルターをとおして自己分析をしました。ですから、身体が痛むということは「心にも何か関係がある」と考えていました。

ただ、そのことを安易に発言すると「やっぱり線維筋痛症は心の病気なんだ」と誤解されることが恐ろしいので、身体の痛みをコントロールするために心にも目を向けよう、という意味の発言はしないようにしてきました。

身体の痛みと心が関係している、というのは「心が弱い、精神的に問題があるから病気になる」という意味ではありません。あくまでも、本来は機能するはずの免疫力や、休息を取ろうとする本能を押さえつけてでも別のことをさせようとする力が「心」にはある、という意味です。

働く機械として考えると、眠いとか疲れたという本能や免疫力が働くのを押さえつけて労働をすることができる、というのは有能なビジネスパーソンなわけです。でも、生物としてはどうでしょうか?問題ですよね。でも、それは社会生活上身につけた処世術だったり、世間から絶賛される行為だったりするわけです。

ですから「身体の痛みと心が関係している」というのは「心が、身体の痛み(生き物としての本能)を無視させることができる」という意味でしかありません。

とりあえず今は期末でバタバタなので、書籍の紹介にとどめます。

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