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2007年7月

一流コンサルティング会社の条件

世間一般では、コンサルティングファームは激務だと言われています。脳みそに汗をかく、という観点では、たしかに激務です。でも、世間で言われるほどに本当に長時間労働なのか、と聞かれると「プロマネとディレクター・経営陣の価値観次第」としか答えようがありません。

上司が妙に「仕事だけしてればいいのだ!」という暴走気味の人でないかぎり(残念ながらそういうディレクターはたくさんいますが)、アシスタント職のように社内にいなければ仕事ができないという仕事と比較すると、自分で時間をコントロールすることができるため、家庭との両立も、精神的な面でもバランスを取りやすい仕事ではないかと思います。

しかし、上述したとおり全ては経営陣の成熟度に依存します。

コンサルティングというビジネスにおける経営者や上級管理職のあり方に対しては、いろいろと言いたいことがありますが、長々と駄文を書くよりも私の思いをさらに浄化して文章化してくださっている方の記事を紹介させていただくほうが有益かと思います。

ヒューイット・アソシエイツの日本法人社長 舞田竜宣さんのブログの記事です。

コンサルティングの道を究める

一流コンサルティング会社の条件

どちらの記事も、身が引き締まる思いがします。コンサルティングファームにかかわらず、管理職・経営者として働いている方、是非ご一読ください。

多くの場合、経営の成熟度を冷静に客観的に図ることができるのは経営者ではなく社員です。また、コンサルティングファームに来るような社員の多くは、経営陣よりは先進的な価値観を有しているものです。

退職率が高いということは、社員は経営者の成熟度を低く評価しているということです。

経営者・管理職は、自分の思い込みや過去の遺物ではなく現代・将来においても一流であろうとしているか、ましてや一流の会社にしようという社員の思いや活動を阻害していないか、常に自問自答する習慣を身につけなければいけないと思います。

また、現場に出る機会が少なくなるにつれて、コンサルタントが必死になって直そうとしている悪い習慣や癖を「現場に出ないから許される」「専門性があればOK]という甘えで、真剣に向き合わなくなりがちです。それが社員の目にどう映っているか、忘れちゃいけないですよね。

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喫煙と職場・社会の多様性

先日、「タクシーの運転手さんは化学工場並みの危険労働?」という記事をお書きしました。みなさん、コメントありがとうございます。

喫煙環境=常識的な妊産婦と気管支が弱い人は参加できない場所、ですので、私としては喫煙問題は「多様性」の問題そのものだと思っています。

某社の応接フロアはエレベーターホールについたとたんにたばこ臭いです。これは、少なくともこの会社は訪問者に妊産婦がいない、という前提でビジネスをしているということを意味します。

また、応対する自社の社員にも妊産婦や障害者はいない、という前提であることを意味します。

私はこの現実をとてもとても悲しく思っています。この応接室には毎週行くのですが、行くたびに「なんとかしていきたい」と思わされます。

また、このフロアに立ち寄るたびに、なさけない思いをする社員が一体何人いるのだろう、と思うと、その思いを推測することもできない会社側の多様性に対する意識に低さに悲しくなります。

先日クリスチャンの会合にいらっしゃったノンクリスチャンの方が「当然の権利」という態度でタバコを取り出して喫煙を始めました。これを見て、私は「この人は、妊産婦や障害者が当たり前にいるという環境で育ってこなかったんだろうなあ。」と感じまいた。

信仰ということは抜きにして、教会で生活していると、病気を持っているのが当たり前、障害があるのが当たり前、という考え方が身につくというメリットがあります。あらゆる行動の前提として「誰も排除してしまっていないか」という考えがあります。今から30年前も、修養会と呼ばれる旅行の宿泊先を決める時に、当たり前のこととして「車椅子の人が温泉に入れるか」を確認していました。貧乏なキリスト教会が、貧乏にもかかわらず軽井沢や山梨に宿泊施設を購入せざるをえなかった背景には、当時の日本社会が「障害者は旅行に来るな」という態度があったことを否定できません。そして、おそらくこれは、キリスト教会だけではなく、他の宗教団体も同じだったと思います。

私は、自分自身や母親が軽度の障害者であるということもありますが、それだけでなく、物心ついた時から教会で、さまざまな健康・心身状態の人に囲まれて育ったことが、多様性を当たり前のこととして受け止める下地になったと思います。

しかし、多くの日本人、特に男性の健常者しかいないという日本企業に長年勤務してきて、弱い者は不要な者という価値観を植え付けられてきた方々にとっては、タバコが多様性を阻害する、ということは教えられなければ自発的には気がつくことができないことだと思います。

ですから、この男性にしてもこの人が悪いというのではなく「そういう社会で育ってきた」という仕組みの問題だったのだと思います。

skthrさんが、子供を安心して連れて行けるレストランが少ない、というコメントをしてくださいました。私も、本当にそう思います。禁煙スタイルなど、素晴らしいサイトがあるにはあります。でも、カバーしてるのは大都市圏だけ、それに登録数が少ないです。

近頃、遊んでいる子供を見かけないとか、アレルギーの子供が多いとか、大人たちは勝手なことばかりを言います。しかし、子供を排除する社会構造にしてきたのは誰でしょうか?

街の中に子供がいる、妊婦がいるのが当り前の社会になっているでしょうか?

あなたがしている行動の中に、子供や妊産婦や障害者を邪魔者扱いするという態度が、知らず知らずに含まれてしまっていないでしょうか?

禁煙・分煙の話は、どうしても対立的になりがちですよね。でも、対立的に話していて何か前進するということはあり得えないと思います。

好き嫌いという対立軸ではなくて、どんな人でも安心して暮らせる社会にするためには、どうすべきか、という視点で話し合っていけるといいですよね。

たとえば、歩きたばこをしている喫煙者の方であっても、妊産婦が安心して歩ける街にしていきたくないですか、とおうかがいすれば、NOという方は少ないのではないでしょうか。

子供が急に飛び出してきて手に持っている煙草にぶつかったらどうしますか?とお伺いして、「急に飛び出してくる子供が悪い」と答える子持ちの方はほとんどいないのではないでしょうか?

子供はエネルギーに満ちていて、予測不能の行動をとるからこそ子供です。連れている親にしても、車や自転車には気をつけることができますが、すぐ真横をあるいている歩行者の手元をよけながら子供を連れていくことがどれほど難しいか、子供と一緒に行動をしたことがある方なら、お分かりですよね?

その上で、路上喫煙の是非を考えていただければ、もうすこし対立的ではない話し合いができるように思えます。

まずは日本を代表する某社に「妊産婦がいない」という前提のフロアがあるという現状をなんとかしていきたいですね。とりあえず、この会社の社会貢献担当部門にメールしてみました。返事があるか、状況が改善したら、また記事にしたいと思います。

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ブログのタイトル変更

多くの方が検索サイトで「ワークライフバランス」または「線維筋痛症」というキーワードから来てくださっています。今までのデザインおよび記事のカテゴリーでは、目当てにしていらっしゃる記事になかなかたどりつけなかったかと思われます。

そのため、タイトルと記事のカテゴリー分類を変更いたしました。

また「仕事中に読みにくいデザインなんだよね」という友人の意見があったので、(その是非は別として)デザインも変更してみました。

ご意見がありましたら、ぜひコメント下さい。

新しいブログのタイトルは「プロフェッショナルであり続けるためののワークライフバランス」です。今後とも、ご愛読をお願いいたします。

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ぼく、オタリーマン

ぼく、オタリーマン

いまさらですが、読みました。

理系ブログも読みました。

ショックでした。

私にとってあたりまえだと思ってたこと(考え方や行動パタン)がネタになってる・・・・・

  • わからないことがあったらすぐ調べるとか(苦笑)
  • いつでもガジェット持ち歩いてるとか(苦笑)
  • 仕事と趣味の区別がつかないとか(苦笑)
  • 持ち物に思い入れがあってほめられると嬉しいとか(苦笑)
  • 目の前の状況をできるだけ数字で表現しようとするとか(苦笑)
  • こりまくってるから自宅のAV機器の配線が複雑とか(苦笑)
  • LANケーブルをたくさん持ってるとか(苦笑)
  • ものの製造方法を納得がいくまで考えるとか、分らないと分解しちゃうとか(苦笑)
  • 分解することが妙に嬉しいとか(笑)
  • モノの価値を原価ではかろうとするとか(苦笑)
  • 空き時間があったらとりあえず電気屋に入るとか(爆笑)
  • パソコンは何台あってもまだまだほしいとか(大笑い)
  • SF映画の科学理論を批判するのに、SF大好きとか(爆笑)

とか。。。。

これって、複数の人のネタを集めてるんですよね?著者一人じゃないですよね。

なんで、私は見事に全部当てはまるんだろう。

青色発光ダイオードの信号をみつけて、横断歩道の真ん中で嬉しくて立ち止まっちゃった人がほかにもいたようで、嬉しいんだか情けないんだか、よく分らなくなりました

Lammyと似た者同士だと思ってる方、是非、ご一読ください。うけます、多分。

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タクシーの運転手さんは化学工場並みの危険労働?

生まれてから一本も煙草を吸ったことがないタクシーの運転手さんが肺気腫になってしまいました。タクシー運転手として25年間、来る日も来る日もお客様のたばこの煙を吸い続けた結果です。現在、労災認定が可能かどうかを会社と話し合っているそうです。

この話し合いの過程で、窓を閉め切った車内でタバコを吸っているときに空気に含まれる二酸化炭素や窒素を測定するという実験をしたところ、労働基準法で定める化学物質の濃度をはるか絵に越える危険労働空間だったそうです。

この話は、親しくさせていただいている気管支喘息持ちのタクシーの運転手さんからうかがいました。

肺気腫になってしまった方は、嫌煙家というわけでもなかったそうです。煙が苦手か苦手ではないかというのは、体に影響が出る出ないとは全然関係がないんですね。

そういえば、今月のはじめに、タイで開かれていた国際会議にて、受動喫煙からの絶対的な保護を求める約が全会一致で可決されました。

日本代表団のみ、この条約に対する文言の訂正や削除を求めたそうですが、結果的に申し出を取り下げ、賛成に回ったそうです。

和訳つきでこちらで読むことができますので、ぜひご一読ください。

これにともない、多くの国では公共の空間での完全禁煙が実現しそうです。おそらく、日本でも路上喫煙や歩行喫煙は難しくなるかもしれません。

肺気腫になってしまった運転手さんのような被害者は防げるかもしれません。

私としては、禁煙のレストランやホテルが増えるとうれしいのですが、日本は成人男性の3-4割が喫煙する国ですから、実際には完全分煙のレストランや喫煙者専用と明示する店舗が増えるだけのような気もします。

その場合、従業員の方を受動喫煙からどうやって守るのかが難しいですね。

ところで、私は日本のテレビを見ないので新聞や雑誌を読んでいる範囲での印象なのですが、この条例の件って日本のマスコミはあまり取り上げていませんね。日本は禁煙に関する好意的な世論が形成されないようにマスメディアが行動するので、今後もあまり取り上げられていないのではないかと思います。

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壊れたLet's noteの使い道

レッツノートR2のバスドライブが不調で、PCカードを認識しなくなりました。そのため、パナソニックに送って修理してもらうことにしました。

バスドライブの不調ですから、部品代2000円と送料・工賃で6,000円程度だろうと思っていました。

そしたら、なんと、60,000円という返答が!!!

桁が1つ違います。驚いてしまいました。

修理担当の方がおっしゃるには、バスドライブの不調ではなくハードディスクの不良により特定のドライバが起動できなくなっている状態とのこと。つまり、ハードディスクの交換が必要というわけです。

レッツノートは、軽くて丈夫で大好きなんですが、最大の問題は「各純正部品が目の玉が飛び出るほど高いこと」です。保証期間が過ぎてから部品不良が発生すると、修理に驚くほどの金額を請求されます。

丸3年間使った、しかも秋葉原の安値店でOSなしモデルで13万円で買ったR2に6万円の修理費を出すはずもなく、無修理で返送してもらうことにしました。

さてさて、返送してもらったR2ですが、何に使いましょう。

  1. 他のPCの部品交換用にする
  2. OSブートが可能な外付けのHDDを購入してデスクトップ機として使う
  3. 秋葉原の部品屋さんで内臓可能なHDを調達する

うーん、どうしよう。

みなさんだったら、どうします?

いまだにDynabook286とDynabook386を捨てずに取っている私には、捨てるという選択肢はありません。けちなんですね、きっと。

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一度投稿してから読み返して気がついたんですが、もしかしてお読みの方の大半はDynabook286とDynabook386って、なんだか分からなかったりします?286も386も鈴木アグリが宣伝していた1990年に発売になったノートパソコンです。こちらに写真がありますので、よろしければどーぞ。

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やっぱり来ました

やっぱり来ました
入谷あさがお市(^-^)/
相変わらずの体調ではあるんですが、どうにもこうにも気持ちが落ちつかなくって、来ちゃいました。


そしたら、10年ぶりに大学の同級生のやーさんにばったり会いました。

嬉しいな!

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入谷朝顔市に行かない初めての夏

月曜日に咽頭炎にかかり、そのまま悪化して気管支炎に。ようやく症状が落ちついて、普通のカゼっぽくなってきました。鼻水が出て苦しいけど、気管支からは炎症が消えた証拠なので一安心。

東洋医学では、カゼを引くということは必ずしも悪いことではなく、身体を定期的にメンテナンスする作用があると考えます。東洋医学的には、カゼもひかないので体調管理は完璧です、という人は「うーん、それって脳溢血でころっと逝っちゃうんじゃないの」という懸念を抱かせます。

この本(「風邪の効用」野口晴哉著)、4-5年前に復刊されて、ベストセラーになっているようです。とても良い本なので是非ご一読下さい。身体感が変わると思います。

とはいえ、タイミングがなあ・・・・・。物心ついて以来 初めて、入谷の朝顔市を全く覗きにいきませんでした。遠方に住んでいたときですら、わざわざ帰省して遊びに行ってたんだけどなあ。

梅雨は、EDWINの地元還元セール、朝顔市、ほうずき市という、東京北部の下町っ子にとっては、ワクワクすることが続く季節です。早く体調を戻して、ほうずき市には行きたいです。

家にずーっといるので(土曜日に通っている学校も今日はお休みしました)、パンをいくつも焼いてしまいました。外出せずにパンばっかり食べてたら、太りそうな気がします。

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勉強本ブーム

友人の出した本(「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」勝間和代著)がきっかけとなって、世の中では勉強本ブームと呼ばれるものがおきています。大手書店のビジネス書のコーナーに行けば、ブームのきっかけとなったこの本を筆頭に、私も大好きな「レバレッジ・リーディング」などの良書が平積みになっています。平積みになっているのは比較的良書が多く、はずれが少ないコーナーとなっているので勉強方法に煮詰まっている方には、とてもよい参考になると思います。

勝間さんのブログはこちらからどうぞ。

ただ、こうした本の読者レビューの多くにはかなりの違和感を覚えざるを得ません。本来でしたら、友人が出した本ですしこのブログでもとりあげて宣伝しようかとも思ったのですが、アマゾンやmixiのレビューでこうした勉強本がどのように取り扱われているのかを見るにつけ、ブックレビューを書くことに抵抗感を感じてしまい、なかなか取り上げませんでした。

勉強本の著者達にとっては、学ぶことは楽しいけれどいろいろなことで挫折してしまいがちだから環境を整えて工夫しよう、というのが根本思想にあるはずです。そもそも、学ぶことが楽しくもなんともないただの義務感でしかないと感じているけれど勉強せざるを得ないから環境を整えて勉強を継続しましょう、という本ではありません。

しかし、読者レビューの中には「勉強しなきゃダメだなと思った」という視点のものが多く、そもそも著者達とは学ぶことに対する立ち位置が完全にずれていると感じられるものが多数あります。

赤ん坊が学ぶことを楽しいと感じなかったら、人間は言葉を覚えることができません。学ぶことを楽しいと感じられるのは人間の基本的な欲求充足の在り方です。しかし、残念ながら人は幼少期から大人になるまでの間にプラスにならない学習をたくさんします。

赤ん坊の頃は、覚えることが楽しくて、楽しいから学びを重ねていたのに、いつのまにか「良い成績を取るため」「親に誉められるため」「友達に負けないため」「自己実現のため」など、自分の力を見せ付けるための学習へと変容していきます。そして、少しずつ、学ぶことが楽しくなくなっていくのです。そして、学ぶことで得られなくなった楽しみの欲求を別の方法で充足しようとしていきます。

その方法は人によって異なります。テレビを見る、ギャンブルをする、酒を飲む、美味しいものを食べる、いろいろな方法があります。どれも、楽しいと感じることもできる行動です。しかし、それを楽しいと感じるようになったのは、もしかしたら学ぶことが楽しくなくなってきたからかもしれません。

ここ5年間、採用面接の場で大きく感じる違和感があります。それは、学ぶことが楽しく仕方がない、というメッセージを全身から発信していない人がコンサルティングファームを志望して、わざわざ面接にまでやって来る、ということです。自発的に何かを学ぶのではなく、人に指示されたことを「覚える」という勉強しかせず、そうした勉強で良い成績を獲得してきたことで「自分は頭が良い」と思い込んでいる人がたくさん来ます。

勉強本ブームの中心がこうした「覚えること=勉強」というタイプの人なのだとしたら、勉強本を使って更に頭が悪くなる、という悪循環になります。それは、著者達の希望するところではないだろうし、私自身も自分の部下に期待するところではありません。

繰り返しますが、本来、人間にとって学ぶことは楽しいことのはずです。飲んで騒ぐことよりも、だらだらとテレビを見ることよりも、新しいフレームワークを身につけてそのフレームワークを使う喜びは大きいはずです。ですから、学ぶことを楽しいと感じられないのだとしたら、それはカウンセリングの領域であって、ノウハウの問題ではありません。学ぶことでワクワクしないのだとしたら、勉強本を読んでノウハウを身につける前に、なぜ学ぶことでワクワクしなくなったのかをセルフカウンセリングして欲しいと思います。

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