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2007年6月

それでもコンサルタントになりたいの?

ある同僚はコンサルタントを希望するコンサル未経験者には「コンサルタントって、ずーっと勉強だよ。いつまでも勉強だよ。すっごく大変だよ。それでもなりたいの?」と確認するそうです。それを聞いて「そうだよなー」と感じました。それと同時に、私は今まで採用面接でその点をあまり強調してこなかったので、少し反省しました。

私が確認しなかった最大の理由は、コンサルタントを希望しておきながら毎日コツコツと勉強する気がない人がいる、ということを考えたことがなかったからです。

コンサルタントという職業は、お客様に経験がなく自信もない分野を先行して経験したり仮説検証をしてサービスをご提供するという仕事です。情報量が少ない分野で知恵をしぼって実効性があるアイディアをご提案し、なおかつ実行に移すことができる環境を整備するお手伝いをすることができるからこそ、多額のフィーをいただくことができます。つまり、新しいことを常に学び続けると同時に創造し続けるということが絶対条件なわけです。

こういう仕事を希望しておきながら、毎日毎日コツコツと勉強したり考えたりしない、ということがどうして起き得るのでしょうか?

自信がない分野や苦手意識がある分野があったら、とりあえず本屋なり図書館に行って関連書を10冊も入手して読んでみれば、だいたいの勘所は分かります。

コンピュータやプログラミングに苦手意識があるのであれば、入門書を買ってきて、自分で手を動かして何かを作ってみればいいだけのことです。

会計に苦手意識があるのであれば、まずは自分のおこづかいなり家計簿なりだけでも仕訳してみてはどうでしょうか?

苦手意識を抱えたまま、ずっとそこに立ち止まっているよりも、まずは一歩踏み出してみるほうが、よほど精神的には楽なのではないかと感じます。しかし、実際問題として、同じことに対してずーっと苦手意識を持ち続けている人がたくさんいますよね。なぜなのでしょうか?そのままでも、何とかなると思っているのでしょうか?

ある人は時間がないと言います。またある人は、勉強方法が分からなかったといいます。いずれにしても、今のままで10年はいられないだろうけど、1-2年はいられるだろう、という甘えがあることは間違いないでしょう。

たしかに、一般的な事業会社であれば何とかなるのかもしれません。しかし、まっとうなコンサルティングファームであれば、勉強の習慣が身についていない人が長年勤務しつづけられるような環境は用意されていないはずです。

私は飲み会の席でもほとんどアルコールを摂取しません。それは、アルコールを飲まなくても楽しめるから、という理由もありますが、最大の理由は「時間がもったいないから」です。「学習する時間」という視点で考えれば、アルコールを飲んでいる時間だけではなく、アルコールが抜けるまでの時間も、使えない時間です。

完全に素面な時とアルコールを摂取しているときでは、学習効率が全く異なります。それに、アルコールを摂取した後でも勉強したいという強烈な思いを継続させられる人自体が少数派でしょう。

私は、アルコール依存の問題と取り組んできた、という個人的な背景とは無関係に「プロフェッショナルサービスを提供するコンサルタント」として、「日常的にアルコールを摂取する習慣がある」という人が本当にプロフェッショナルサービスの担い手たりえるのかは、大変に大きな疑問があります。

また、私は家で地上波TVを見ることが出来る環境を構築していません。これも、時間がもったいないからです。

アルコールとTVを生活から排除すれば、かなりの時間が浮きます。

これは、あくまでも私の時間の作り方です。睡眠時間を削っても、家族との会話の時間を削っても、家事の時間を削っても、何をしても良いと思います。

どんな方法だとしても、毎日最低1-2時間は仕事以外の学習時間を確保しつづける、という強い意思がないかぎり、コンサルタントは志望しないほうが良いと思います。

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セキュリティを確保するために労働者の権利を侵害してよいのか

私は普段、リスクマネジメントという分野のコンサルティングをしています。

情報セキュリティに関するコンサルティングをしているときに、いつも疑問に感じていることがあります。それが、タイトルにある「セキュリティを確保するために労働者の権利を侵害してよいのか」という点です。

例えば、私が労働組合の役員をしていた時分は、携帯電話やポケベルを持っている人は「緊急時に呼び出しに応じる」ということと「携帯電話やポケベルに対する安全管理義務を負う」という2点を理由に、いくばくかの手当てが支給されていました。当時、他社や他ユニオンとの情報交換をした記憶では、1日あたり500円月額15000円程度でした。

近頃は、携帯やポケベルといった軽量のものだけではなくノートパソコンを持ち帰ったり、普段から持ち歩いている人がたくさんいます。

例えば私が知っている多くの企業が「パソコンを持っているときは呑みに行ってはいけない」というように、就業時間以外であっても安全管理義務を負わせています。

でも、本当はこうした罰則規程は、労働者の行為に甘えているだけで、労働者側には遵守する義務も責任もありません。労働はあくまでも給与の対価です。何も手当てが支払われていないのであれば、こうした安全管理義務を負う必要はないのです。

労働基準法では出張の際の移動時間を業務とみなしません。しかし、安全管理義務を負う物品を搬送している際は労働時間とみなします。つまり、日本の労働基本法の考え方に則ると、安全管理義務を負う時間は労働時間なのです。

これは私の個人的な見解だけではありません。私が役員をしていた労働組合が顧問弁護士に確認した結果も同意見で、結果としてパソコンを持ち歩いている人には特別手当を支払うこととなりました。

移動中に安全管理義務を負わせるのであれば、移動時間は労働時間です。労働の対価を支払うべきです。

ITの発達によって、いつでもどこでも仕事ができるようになりました。そのため、セキュリティの重要性はますます増加しています。ですから、セキュリティビジネスはこれからもますます大きくなっていくことでしょう。

しかし、世間にあふれる多くのコンサルタント達には、今一度考えていただきたいと思います。

あなたが提案している管理策は、労働基準法を遵守していますか、と。

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久しぶりにネコを保護しました

久しぶりに、ネコを保護しました。

生後8ヶ月程度の女の子です。

トラックの前に飛び出そうとしたところを、通行人の方が抱っこして保護してくれたそうです。その方が、どうしようかとウロウロとしていたところに出くわしました。

見たところ怪我はしていないですし、足元にスリスリよってきたり「撫でて~」と顔を押し付けてきて、見るからに人になれてます。毛並みもいいし、がっちりしているし、どうみても人の手がかかっています。

迷子か、捨て猫のどちらかのようです。

とりあえず怪我をしているかもしれないし、病気を持っているかもしれないので一番近くの動物病院に連れて行き検査をしました。ノミもダニもいないし、寄生虫もいません。風邪もひいていません。

鼻がつぶれていないアメリカンショートヘアーという風貌でかなりの美形です。

Kiki

捨て猫であればこのまま不妊手術をしてから地域に返すか、飼い主を見つける必要があります。迷子だとしたら飼い主を探さないといけません。どちらにしても、夜遅かったのでとりあえず一端、我が家に連れ帰ることにしました。

久しぶりだったので我が家にはゲージがなく、慌てて買いに行きました。旦那がおこづかいに2万円くれて、ゲージを買わせてくれました(ゲージは7000円、トイレ1100円、残りのお金+αで手術、かな)。

バルコニーでゲージを組み立てて、ご飯と水とトイレを用意してネコちゃんを運んできました。

ところが、キャリングケースに入ったこのネコちゃんを発見した我が家のお猫様一号(黒猫ウィル)が猪突猛進という勢いでつっこんできて、キャリングケースの上から新参ネコちゃんを襲いました!!新参ネコは驚き、慌てて、パニックを起こしてしまいました。そして、ケースから飛び出して行ってしまいました!!!

真っ暗な中でネコを探すのは不可能です。我が家のバルコニーは、敷地の外に出られないようになっているので、バルコニーのどこかにいることは確実なので、とりあえずご飯をたくさん用意しておきました。

明日には落ち着いてくれているといーなー。興奮したまんまだと、本当に性格も分からないので、地域に戻したほうがよいのか、飼い主さんを探したほうがいいのかも分からないですしね。

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ここまで記事を書いてコンビニに行きました。そしたら新事実が発覚したので追加します。

先ほど、コンビニに行く途中に野良ちゃんがたくさん集まっている集会場に行ったら、そこにいたOLさんが保護した子の写真を見て「この子6月に入ってから来た子だ」と教えてくれました。私は始めてみる子だったのですが、OLさんが言うにはある日突然現れて、もとからいた子猫達にも自然に受け入れられていたそうです。現れた当日から、撫でさせていたとうことなので、やはり飼われていたんでしょうね。

そうすると、おそらく5月の終わり頃に捨てられたか、迷子になったのでしょう。

それまでは、かなり甘やかされていたと思われます。多少噛み癖があるそうなので、おそらくネコをあまり飼った経験がなく、上手にしつけをすることができなかった方が飼っていたようです。

だとすると、大人のネコと暮らすことは難しいかもしれません。子猫とであれば上手く暮らせるかもしれません。

とりあえず、この1ヶ月近く野良ちゃんをしていたことが分かったので、明日さっそく病院に不妊手術の相談をします。

さきほどバルコニーをのぞいてみたら、ご飯がからっぽになってました。ちゃんと、ご飯を食べてくれているようです。(相変わらず姿は見えませんが・・・・)

「ネコかってみたいー」という方がいらっしゃったら、是非メッセージください。

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組織で浮いてしまったらまずは何をするか

私が専攻してきた学問分野は「社会心理学」という心理学の1つです。社会心理学というのは、人間が社会的な行動を行うにあたって、他人や社会・組織規範などからどのような影響を受けているかを明らかにする学問です。(アルコール依存の問題などは学問としてではなくプライベート&教会の活動として取り組んでいます。こちらは臨床心理学という分野になります。)

社会心理学を大別すると「人と社会の関係」「人と組織の関係」「人と人の関係」「人の態度変容」の4分野があります。

人と社会の関係を研究した結果はマーケティング・政治活動に応用されることが多いです。人と組織の関係、これは「組織心理学」と呼ばれ、ビジネスの場での意思決定に関する多くの研究があります。人と人の関係、これは「対人分析」と呼ばれどのような人が組織に受け入れやすいか、どのような人が他人に正負の影響を及ぼすかを研究しています。(詳しくはアマゾンなどで「社会心理学」で検索して基礎入門書を読んでみてください。)

社会心理学は心理学の中でもとても勢力が小さく、なおかつ日本では著名な学者が現れていないこともあり、世間的にはあまり発信力がない学問分野です。しかし、組織で働くという観点からみると、かなり使える研究結果がたくさんある学問です。

多くの人は「心理学」という言葉から人の心の中の動きを分析する「臨床心理学」や「精神医学」を思い出すと思います。ロールシャッハテストや箱庭療法などは知名度も高いですよね。社会心理学ではこうした心の中の動きを分析する、というアプローチではなく「統計的に、ある行動パタン(態度)がどのような条件下で発生するか・影響を受けるか」を考えます。「なぜその行動が発生するか」という個人の心のレベルはあまり主役となりません。社会心理学の研究結果として、もっとも良く知られているのが「SRI2」に代表される入社時の心理テストでしょう。

こうした心理テストは、倫理的な良し悪しとは無関係に、ある社会的特性を示す人が組織の中でどのような行動パタンを取るのか、という統計データに基づいて組み立てられています。社会心理学の中でいう「対人分析」の結果を応用したテストです。

組織で働く上で役に立ちそうな研究結果を1つご紹介したいと思います。(「倫理的にはどうよ」と思われるかもしれませんが・・・・)

学校でも会社でも人気者と人気者にならない人がいます。人気者というほどではなくても、人から好かれて受け入れられている人となかなか受け入れられずに組織の中で浮いている人がいます。この違いを生じさせる原因(弁別性が高い事象)として、多くの社会心理学者の中で統一している見解が6つあります。

1.会う頻度(一般的には高い方が好意を抱きやすい)
2.会った時の気分(良い気分の時またはハラハラしている時に会った方が好意を抱きやすい)
3.外見(外見が優れている人に好意を抱きやすい)
4.思考・態度の同一性(自分と同じ態度や同じ思考パタンの方が好意を抱きやすい)
5.自己開示(自己開示を積極的にする人に好意を抱きやすい)
6.承認(相手を積極的に承認する人に好意を抱きやすい)

1と2は自分の側ではコントロールしようがありません(営業マンなどは1を求めて頻繁に訪問するわけですね。)。ですから組織の中で受け入れられたい、と考えたときに使えるのは3から6となります。

3.外見が優れている人とそうでない人の社会的地位や職業上の地位を分析した結果、明らかに外見が優れている人のほうが高い地位についていたという結果があります。これは、周囲が「外見が良い人のほうが良い」という偏見をもって小さい頃から接してきたため、外見が良い人の方が自信を持って行動するからではないか、と推察されています。(社会心理学というのは統計的な事実を発見する学問で、なぜこれが発生するのかは臨床心理学にゆずってしまうので社会心理学の研究知見としては、実はなぜこの違いが発生するのかは分かっていません。こちらに興味がある場合は臨床心理学の基礎文献に当たって下さい。)

外見の中には身体的魅力(体型・顔)が占める割合が大きいのですが、表情と清潔感が占める割合も大きいので生まれもっての美醜だけではなく、後天的努力でかなりリカバーが可能です。ですから、倫理的にはどうかとは思いますが、良し悪しではなく「人から受け入れられたい」と考えたら外見的な魅力を高める、これが自分がコントロールできる中では実は一番簡単な方法です。

4。思考・態度の同一性は学校や一般的な職場では使える方法です。相手の言うことに「そうですね」「そうだよね」と同意しつづけていれば良いわけです。会社でもよく「腰ぎんちゃく」とか「イエスマン」っていますよね。仕事の出来には関係なく、こういう人は上司に好かれるわけです。しかし、その人が上司以外に好かれているか、というとそうではありません。人から好かれるために「違います」を言わないということもたしかに一案なのですが、それではその相手には好かれますが、仕事を円滑に進めることができなくなります。ですので、これを積極的に活用することには問題が大きいのです。

実験結果でもっとも大きな弁別性を示したのが5と6でした。つまり「積極的に自分の考えを周囲に伝えた上で、相手に対してあなたのことに気がついていますよ、あなたに感謝していますよ」ということを伝えることができる人、です。「そんなこと実験しなくたって当然じゃないか」と思われたかもしれませんね。確かに、当たり前のことです。しかし、あなたの周りを見回してみてください。人に好かれたい、と思いながらも「自分が好かれていないのは相手が私を嫌いだから」という態度を取る人、って多くありませんか?こういう人は6.承認の正反対の行為を採用していることになります。また、自分のことは話したくないけれど、周囲には受け入れられたい、という人も多いですよね。

5と6は、変数としては一番大きいのですが、実は性格矯正にあたるため「人に好かれたい」と考えている人がすぐにできることではありません。臨床心理学の手法であるカウンセリングや自己分析を活用しながら、考え方の癖を変えていく必要があります。

ですから、私は組織の中で浮いてしまっている人には「外見を変えて下さい」とお願いします。それが一番簡単で、かつ統計的にも優位な変数だからです。5・6の能力が高い人は、外見に多少課題があっても、すぐに組織に受け入れられていくので、ある程度のTPOを踏まえた服装にさえなれば、その後は全く指導しなくなります。しかし、5・6の能力が低い場合には、外見をコントロールする以外には組織(やクライアントとの対人行動)が良くなることはありません。

もちろん、外見だけが良くなれば人に受け入れられるというわけにはいきません。少しずつ、承認・自己開示が出来るようにならなければ、いつまでも組織の中では浮いたままでしょう。でも、とりあえずは外見をこぎれいにして表情を生き生きとする、これだけでも処世術としてはかなり効果的なのです。

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僕の仕事

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僕の仕事はママを肘部管症候群から守ることです。パパから、ママがパソコンを使えないようにするようにしたら、後でご褒美だと言われました。

ということらしいので、本日はパソコン使えません。

研修で宿題が出ているんですが、仕方ないので、手書きで準備します。

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