私が所属している場所
有楽町の駅前でネコと遊んでいたら 駅前で雑誌"Big Issue"を売っている人と目が合いました。その人の首もとに荒削りの木の十字架が!
「おじさん、その十字架どうしたの?」と聞くと、私の目をしっかりとのぞき込んで「これは、私の信仰の証しですよ」と応えてくれました。
「銀座教会はお昼に礼拝をやってるよねえ。でも、会社員の人たちが来てるからねえ。」
「1階の居心地が悪かったら、2階に上がればいいよ。」
など、クリスチャン同士のおしゃべりの後、手を取り合って、おじさんと一緒に祈りました。
おじさんは「ありがとう。いい、お祈りだった」と言ってくれました。でも、ありがとうは、私のほうでした。祈りをとおして、ささくれていた心が穏やかになりました。
また、(おじさんのプライバシーにかかわるので詳しくは書けませんが)おじさんとの会話をとおして、特に、私の目をしっかりと見つめて「信仰の証ですよ」と穏やかに言い切った自信にあふれた表情を見て、私は、自分がどこに所属しているのかを、思い出しました。感謝です。
ところで、皆さんはBig Issueという雑誌を知っていますか?
「Big Issue:ビッグイシュー」は英国で創刊された雑誌で、日本でも日本語に完全に翻訳されて販売されています。この雑誌は、ホームレスの人しか売り手になれません。内容はとても面白く、日本のマスメディアとは異なる視点に触れることができます。
この雑誌の使命はホームレスの人たちの救済(チャリティ)ではなく彼らの仕事をつくることです。1冊200円で販売し、一冊につき110円が販売者の収入になります。
その仕組みと理念はこちらのサイトに詳しく記載してあります。ぜひ、ご一読ください。
Big Issue:ビッグイシュー http://www.bigissue.jp/
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