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適切に剪定する

適切に剪定する
今朝、我が家の庭では今年初めての薔薇が咲きました。

この薔薇はアイスバーグといいます。

例年、我が家の庭で最初に咲く薔薇はルイスオディという強い芳香のあるピンクの薔薇です。

しかし、今年はまだルイスオディは蕾を3つつけているだけで、花が咲くには後1週間以上かかりそうです。

どちらも苗から育てて5年目です。本来は同時期に咲く種類です。

しかし、ルイスオディは朝日が当たり夕方は日が当たらない場所、アイスバーグは昼から夕方にかけて日が当たる場所に植えました。

薔薇をご存知の方であれば、アイスバーグが置かれた環境の厳しさをお分かりのことと思います。一方、ルイスオディが置かれた環境の素晴らしさもお分かりかと思います。(薔薇にとっては朝日は恵み、夕日は毒です。)

植えてから4年間は、やはり環境のメリットからルイスオディの花付きが良く、アイスバーグは毎年 病気(うどん粉病と黒点病)との闘いでした。

しかし、5年目の今年になり、完全に形勢が逆転しました。

実は、薔薇という植物は冬はただの枯れ枝にしか見えません。4月になると葉が出て5月になると花が咲きますが、葉がでてから出来るメンテナンスはとても限られます。剪定や追肥、植え替えといった手前のかかるメンテナンスは全て枯れ枝のようになっている冬季に行う必要があります。

ルイスオディは環境の良さから5月に花を付け12月まで葉が落ちませんでした。そのために葉と花を楽しみたい思いから、毎年12月までには完了すべきメンテナンスを2月末にしていました。また、本来は切り落とすべき枝に葉がついている場合、切り落とすのが勿体無く、残したことも多々あります。

一方、アイスバーグは5月末には花が散り、10月までには葉も落ちましたから適切なタイミングで適切なメンテナンスをしてきました。

これを5年間つづけた結果が今年の花付きの違いとなりました。

私がもしも、花が咲いていてもルイスオディの枝を適切な時期に切り落とし葉を落として枯れ枝のようにしてから冬を越させてきたら、環境の良さを生かし、今頃は満開の花を咲かせていたことでしょう。

しかし、目の前にある利益を求めて適切なメンテナンスを怠った結果、悪環境にあるアイスバーグに追い越されてしまいました。

これは植物の話ですが、組織のマネジメントにおいても全く同じことですよね。

庭仕事でした失敗を組織マネジメントでしていないか、今朝はちょっとだけゾッとしました。

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